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(映画.com解説から) |
共にアカデミー賞候補になった「スポットライト 世紀のスクープ」と同様、この |
映画は結末が知れ渡っている物事の「過程」をドラマにしている。 |
アメリカの住宅ローン市場が崩壊し、2008年、リーマン・ショックに端を発する |
金融危機が勃発する。そんな結末がわかった上で、それまでに何があったの |
かを、危機を予測した投資家やトレーダーの視点から描いている。金融危機 |
という爆弾が炸裂するまでに導火線がじりじり燃えていく様子を、スリリングな |
ドラマに仕立てた点が秀逸だ。 |
投資家のマイケル・バーリ(ベール)が住宅ローン市場の危険性を察知したの |
は、リーマン・ショックの3年前。彼や彼の動きに追随したトレーダーたちは、 |
金融バブルを謳歌する証券マンの嘲笑を浴びながら、逆張りの投資に打って |
出る。そんなトレーダーたちの調査のエピソードを通じて、マイケル・ムーアが |
「キャピタリズム マネーは踊る」の中で「狂ったカジノ」と呼んだ金融界のハチ |
ャメチャぶりが浮かび上がってくるところが面白い。犬の名義で住宅ローンが |
組まれていたり、不良債権の合成麻薬のような商品が作り出されたり。何で |
もありのモラルの低さは笑いを誘う一方、今もこのカジノを中心に世界経済が |
回っているのかと思うと背筋が寒くなる・・・ |
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金融のことなどまるで分らない。映画を観始めたら、ちんぷんかんであること |
が即判明したもんです。 |
恥ずかしいが、わかっているふりをしたってしょうがない。 |
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あああれかぁとしばらくしてさすがに気が付いた。
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理屈がちゃんとわからないなりに結構面白かったですね。いや、リーマン・シ
ョックのことだとわかった後はワタシも、もうすぐ病んだ金融バブルが、「ああ
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もうはじけるぞ、はじけちまうぞ!」 |
ってある種期待してしまうわけで、そこそこ緊張しますって。 |
いったいどんなふうにはじけるんだろう・・・ |
上記解説の後半部分の「狂ったカジノ」の表現はすさまじい。 |
立派な犬の名前には笑ったが、「不良債権の合成麻薬のような商品」・・・ |
唖然。
なるほどねえ、これが狂ったカジノ・・・
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‘住宅ローン市場の危険性を察知’し、実際に市場とは逆の行動をしたり悩 |
みぬいたりした側のドラマは、見どころいっぱいなんだが、結局のところ、映 |
で、話は妄想ふうにズレます・・・
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こんなことから離れて、田舎で野菜でも作って暮らす、なんて極端な振れ方 |
は、ワタシは理解はしても、反対側まで振れないといけないとまでは思わな |
い。だけどそうなる人は結構多い。 |
そういう人が出てくるんだろうな、こういうことでこっぴどい経験をした人の中 |
には。実際のところは知りませんけどね。ワタシはたぶん‘そっち’には行か |
ない。自分が『バカの壁』の中の住人であることは当たり前のコンコンチキだ |
けれども、植物はね、その言い方では広すぎるけれど・・・ 人間と遜色ない |
かもっと進化が進んだ状態の生き物であって、植物や花にべったりになって
しまうって、食べる物については別だとしても・・・植物に使われることになら
ない?なんてね。
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ここらで、やめておきましょう。 |
ワタシの一瞬の妄想は・・・そういうような方向に進みました。 |