休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『インフェルノ』 Inferno

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20170505(了)
映画『インフェルノ』 Inferno 
 監督:ロン・ハワード//トム・ハンクス/フェリシティ・ジョーンズ/イルファン
     カーン/オマール・シー/ベン・フォスター/シセ・バベット・クヌッセン
 音楽:ハンス・ジマー
 2016年/米映/121分/DVDレンタル
  <★★☆>

(映画.com解説から) ダン・ブラウン原作の世界的ヒット作「ダ・ヴィン
チ・コード」「天使と悪魔」に続き、トム・ハンクスが三度、ハーバード大
学教授の ロバート・ラングドンに扮したシリーズ第3弾。宗教象徴学者
ラングドン教授は、数日分の記憶を失った状態で、フィレンツェの病院
で目を覚ます。謎の襲撃者に狙われたラングドンは、美しい女医シエ
ナ・ブルックスに助けられて病院を脱出。何者かから追われる身となっ
たラングドンシエナは、生物学者ゾブリストが人類増加問題の解決策
として恐ろしい伝染病を世界に広めようとしていることを知る。そしてゾ
ブリストが詩人ダンテの叙事詩神曲」の「地獄篇」になぞらえて計画を
実行していることに気づき、阻止するべく奔走するが・・・。
これは何か予告編のようなもので面白そうと思ったのだろう、カミサン
の所望です。
終末論的なものを扱うと、よく顔を出すダンテと「神曲」を、まあある種の
モチーフ(≒ネタ)にしている。
シリーズ3作品の中では最も面白いんじゃないかというふれこみは、あ
くまでふれこみだったと思います。
とにかく始めからおしまいまで、あたふたバタバタ。引っ張ってくれるし
乗りやすいものだったとは思うのですが、とにかくそれに乗っかってあ
げないと話にならないといういい方もできる。
ドラマの理屈や動機や組み立てはびっくりするほどシンプルなので、名
所めぐりは素敵なんだけれど、エンディングまでにはちょっと辛い時間も
ありました。
いま日本では大きな関心事の一つになっている、テロという言葉を外し
た「共謀罪」というのを連想しました。
こういうのがあれば、このドラマのような話ははどうなるんですかね。
果たしてハラドキなく、若き億万長者の計画の実施を、もっと未然にス
トップできただろうか。たぶんできないでしょうね、困ったことに。
昨日NHK-BSで「エネミー・オブ・アメリカ」というのを大体のところ観たの
です。腹が立って仕方がない徹底的な監視。これぐらいやらないと無理
なんと違う? 関係ないはずの‘一般人’とて、ヤバイと目された日にゃ、
拡大解釈なんざ簡単で、とんでもないことになってしまいそう。
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(ちょっと古いですが・・・)
無関係な話です。
首謀者のゾブリストという名(苗字)。どっかで聞いたと思った。メジャーリ
ーグだ。今、上原のいるシカゴ・カブスに、その苗字のどこでも守れる非
常に器用な強打者。
どこ系の名前なんだろう。
ジマーの音楽は、オケをアコースティックオンリーで割と分厚く鳴らすオ
ーソドックスな感じではあったものの、基本的には‘映画に奉仕すりゃ
あいいんだろ!’とBGMに徹したもので、例によって個性的でない、、、
(個性なんぞに時間を割いてられない、とでも言いたげ)
別途聴いてみたいなんてものじゃなかったですね。