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①酒は果実が熟すところからスタートしたらしい。 |
エタノールは人間が飲める唯一のアルコールで、「脳内でセロトニン、ドー |
パミン、エンドルフィンなどの放出を促進」し、「飲むと不安が和らぎ、楽しい |
気分になる」 |
「いわば人類はビール[つまり酒のことやね]を飲むために木から下りてき |
たわけです」なんていう極論さえある。 |
「人類の歴史の中で幾度となく問題視されてきた。酒を全面的に禁じた例 |
もあるが、大半の社会は、節度を保ちながら酒と付き合う道を模索してき |
た。」 |
「古代ギリシャはその好例」で、 |
「最初の1杯は健康を、2杯目は喜びを、3杯目は健やかな眠りを願って乾 |
杯する。『3杯目を飲み干したら、賢明な客は帰宅すること』と、紀元前4世 |
紀の詩人エウブロスは警告している。『4杯目で理性を失い暴力沙汰に。 |
5杯目で喧騒を招き、6杯目で酔漢の大騒ぎとなり、7杯目で面目を失う。 |
8杯目で警官が呼ばれ、9杯目で吐き気がし、10杯目には正気を失って |
家具を投げ飛ばす』」 |
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酒のピンからキリまで述べるのは難しいけれど、その歴史を楽しく開陳し |
てくれている。 |
データや世界のお酒も地図とともに載っている。 |
おしまいに、原始的なビールを味わってみるくだりで締めている。なかな |
かよろしい。 |
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②きつい話です。
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〈1、生きる喜びを取り戻す インド ブリンダーバン〉 |
〈2、過去を葬る ボスニア・ヘルツェゴビナ トゥズラ〉 |
〈3、法律を盾に戦う ウガンダ ムノコ県 |
要は、寡婦がどれだけひどい目に遭っているのか。 |
すみません。ワタシが謝ってもショーナイことですが・・・ほとんど知らなか |
った。インドは人口が多いから当然多いわけだが、ボスニア・ヘルツェゴ |
ビナやウガンダは、紛争の規模を思えば突然発生した寡婦の数たるや、 |
半端でない。 |
「ウーマンリブ」なんて生易しいもんじゃない。人類のアホはそう簡単に |
治らない。トランプ現象等を見るにつけ、“グローバルな視点”なんてまだ |
人類には持ちようがない、まだまだ早いんだという認識をさらにはっきり |
させてくれたわけですが、こういうの知ってしまうと、人間には尚早すぎ |
て扱いきれないことが多すぎる。脱力してしまうなぁ。 |
(目にもとまらぬ早業でスマホを打ち擦って、狭いコミュニケーションを維 |
持せんとするそこの若者たちよ、もうちょっと頑張ってよね・・・) |
ともあれ・・・忘れないようにします。 |
(地図、写りにくいけれど、貼り付けてみます。傾向は・・・ある。) |