(1)火星・・・
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大きな地図というか、火星儀みたいなのが付録で付いていて、裏は小さい |
コロニーの想像図のようなものが載っている。 |
地形図の、その殆どの箇所にもうビタビタと名前が付いているんだ。 |
始めは、やっぱり写真のようなロボット(べつにヒト型でなくてもいいと思う) |
が行くことになるんじゃないかい。 |
ワタシャ、行けても行かないね。火星だろうが月だろうが、御免こうむる。 |
イヤ、ああいう乗り物もGも無重力も、みんな厭(苦手の極み)。 |
行けても、ということなのであって、2030年代にはどうのこうのと言ってい |
る人がいるそうな。それを言っているのはアメリカ人だったと思うが、アメリ |
カの政府にはまだ「計画」はない。 |
実際はまだ物理的に無理らしい。どれだけ無理か、難しいかが縷々語ら |
れている。 |
行く、運ぶ、ということの難しさも十分説得力があるが、それ以外の肝心な |
こと、人間の肉体的・精神的な脆弱さに関することがとりわけ難しそう。 |
地球上での実験では、狭苦しい宇宙船で、はるかかなたの宇宙を旅す |
る人々の心理を完全にシュミレートできない |
なんてなぁ、なかなかに深刻やね。 |
小便にカルシウムがとけだしてゆくとか、無重力で顔がむくむどころか、眼 |
球などが圧迫されて視力がおかしくなってくるとかは、まだまだ生易しい。 |
上記引用文以下の記述を読んでいると、最近の『オディッセイ』ではなく、あ |
の『2001年;宇宙の旅』を思い出した。 |
外宇宙とか深宇宙とかに出ていくためには、卑小で弱々しいホモ・サピエン |
スには、夢の広がりに反して、縛りが多すぎるみたい。 |
(骨なんかないタコに訊け!)
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