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(3)ナショジオお得意のタイプの大作レポート。なんともむごい。サイによって |
はむごいどころの騒ぎではない。いつかは、象牙の大レポートがあった。 |
撮った写真の写真は、‘切り口’に色が出なかったが、濃いピンク。 |
欲しがる人の欲は、つまり、貧乏から抜け出したい人びとと金儲けしか見え |
ない人々とはちゃんと繋がっている。 |
薬効はどうも眉唾物らしいと最後に書いているが、そうするとなんか余計に |
むごい。 |
なんで牛や豚や鶏はよくて、象牙やサイの角はダメ?・・・てな議論はない。 |
まあそういう密漁の話は前段みたいなもの。密漁者は殺して根っこから切り |
取ってしまうが、サイの牧場まで作っちゃって、角を‘収穫’するなんて御仁 |
もいる。そこでは一応ちゃんと飼ってる。角の備蓄も大量にしており、解禁を |
待っている。 |
最大の‘産出’地域は南アをはじめとしたアフリカ南。 |
最大の消費国は、爆買いのあの国。その他、苦労して作成された地図。 |
サイをめぐる闘いは、麻薬戦争のような状態です。莫大な額の現金と賄 |
賂が動き、司法制度は無力です。 |
密猟と密輸に話が戻っている。 |
サイの角はほどほどのところで切れば再生するそうだけどね。根っこのとこ |
ろは太いし、密猟者は我慢できない。殺して全部獲る。牧場じゃあ‘正しく’ |
収穫する。 |
密猟、密輸でもうけた「悪いやつ」の代表格がふんぞり返った写真まで載っ |
ているが、彼を悪者っぽく見せてしまっているのは、広大な土地を持ってい |
て、その中にいるサイは自分のものであって、ハンティングの標的にしよう |
が、どう扱おうが、自分のものなんだから勝手だろう!という理屈を変えな |
いこと。逮捕もされたりして来ているが、大富豪でもある。 |
・・・と、書きすぎました。 |
そんなに切実ではないのですが・・・サイも不憫。
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(4)黒人の歴史のこと。 |
ミズーリ州のファーガソンなんて町の暴動の記憶も生々しい。 |
勝利の歴史というのはまだ早いかも。 |
アメリカ人という国民の考え方の幅の広さたるや、あきれるほどだから、、、 |
無駄、というつもりはさらさらないが。 |
町の財政危機の対応を、安直に違反の罰金のノルマに結び付け、それも |
黒人中心に締めあげたというようなことが、大きなきっかけの一つだったと |
いうようなことかもしれない。でも間違いなく逆行してしまった面が否定でき |
ない・・・とかさ。だから早いかも、なんて書きたくなる。 |
苦悩の表情らしい超有名人の写真があった。 |
このあとすぐ見つけた本の紹介。これでは読めないですね。
黒人が裁判の結果、どんなふうに扱われているかを書いた
もののようで、この文章からでもそのイメージが思い浮かべ
られそうなので・・・アップしてみたのですが。 これだけでも
考え込んじゃいます。(20161113朝日)
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(5)キューバは案外冷静、というようなことをひとまず。 |
でもいつまで冷静ていられるかなあ。アメリカの、まあ、ある種の「毒気」に |
曝され続けたら。
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