休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『さよなら、人類』

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20161108(了)
映画『さよなら、人類』
  原題:En duva satt pa en gren och funderade pa tillvaron
  監督:ロイ・アンダーソン//ホルガー・アンダーソン/ニルス・ウェストブロム他
  2014年/スウェーデン・ノルウェイ・フランス・ドイツ合作/100分/DVDレンタル
  <★★>
(映画.com解説) スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソン監督が「散歩する
惑星」「愛おしき隣人」に続く「リビング・トリロジー」3部作の最終章として4
年の歳月をかけて完成させ、2014年・第71回ベネチア国際映画祭で最高
賞の金獅子賞を受賞した不条理コメディ。面白グッズを売り歩く冴えない
セールスマンのサムとヨナタンは、行く先々で様々な人生を目撃する。ワ
インを開けようとした男が心臓発作を起こして絶命するが、妻はそれに気
がつかない。また、臨終寸前の老女は宝石が詰まったバッグを天国に持
って行こうとして手放さない。一方、18世紀のスウェーデン国王率いる騎
馬隊が、現代のバーに現われる。ブラックでシュールなエピソードの数々
が、細部まで緻密に計算され尽くした絵画のような39シーンで語られる。
日本では、14年・第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門で上映
されている(映画祭上映時のタイトルは「実存を省みる枝の上の鳩」)。
上記解説なんぞ何かの説明になるのかしらんねぇ。
楽しめなかった。
いや、‘不条理コメディ’とか‘ブラックでシュール’‘絵画のような’といった
言い方はいたって苦しいものの、何かは言い得ているのかも。
けっして奇を衒ったものという気はない。「人類」の‘自分探し’的なもの、
‘虚無のすぐ脇’にて、というようなものでしょう。
まあそんなことはいいのだけれど、運が悪く、ここんところ映画については
ああ面白かった!と言えるものに当たらない。
つまるところ、毎日曜日に、近くのレンタル店に行き、せっかくとったメモな
どうっちゃらかして、そそくさと適当に店頭で選ぶ。その際なにかの賞を獲
ったとかの権威に頼っちゃうのがいかんのだね。
(この賞の意味が知りたい!)
えー、あまり反省してません・・・
せんだって、DVDで週1回ぐらいは映画を観ていることがたまたま話題にな
った時、オフクロが、まだそんなもの観てるの?と言った。そういう‘絵空事
を’とでもいうようなニュアンスだったと思う。生返事をしておいたが、カチン
と来たんだった。
オフクロはクリスチャンで、神に仕えているんだか、神によっかかっている
んだか、自分探し同様神探しをやっているんだか、ワタシは知らない。で
も、そう、「教会に行く気はないの?」なんていうような方向付けのニュアン
スでもあったかもしれないね。
オフクロはもうすぐ93歳になる。
さてさて、評価の定まらないようなもの(少なくとも自分にとって)を、本を読
んだり音楽を聴いたりするのと同じように接して、できれば自分のレベルで
感じ考えさせられたり、愉しんだりできれば良し。別にタバコほどの中毒で
もない。(タバコは止めて20年近くになるのかな。) 安直なエンタテインメ
ント。時間を無駄にしてるというなら、そうかもしれないけど・・・なにも怒る
必要はない。ヘンに噛みついたりしなくてよかった。
この映画の感想文にはなってないですな。