休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

アーノルド:映画音楽集 1

20250605(了)

M.ARNOLD:Film Music, Vol. 1

マルコム・アーノルド - Malcolm Arnold (1921-2006)
 
(1)『戦場にかける橋』 大管弦楽のための組曲 28:58
  The Bridge on the River Kwai /Suite for large orchestra featuring
  ‘Colonel Bogey’ by Kenneth Alford
  ①Prelude;The Prison Camp ②Colonel Bogey ③The Jungle Trek
  ④Sunset ⑤Finale;The River Kwai March
(2)組曲『汚れなき瞳』
  Whistle Down the Wind/Small suites for small Orchestra
  ⑥~⑧ 9:04
(3)『超音ジェット機 Op. 38 
  The Sound Barrier/A Rhapsody for orchestra
  ⑨ 8:10 
(4)組曲『ホブスンの婿選び』
  Hobson's Choice/Orchestral suite
  ⑩~⑬ 16:42
(5)組曲『六番目の幸福』
  The Inn of the Sixth Happiness
  ⑭~⑯ 14:08
 
  リチャード・ヒコックス指揮/ロンドン交響楽団
  編曲:クリストファー・パーマー((3)以外)
  録音:1992年1月、英、ロンドン、セントラル・スクエア、セント・ジューズ・チャーチ Tot.77:35
  CD/管弦楽曲/映画音楽/Ⓟ&Ⓒ 1992 Chandos Records Ltd./輸入/中古
  <★★★☆>

前々からリストアップしていたもので、第2集もあるのですが、そっちはリスト
アップしていなかったかも。ま、第1集次第かな。
アーノルドは一応クラシックの作曲家として聴き始め、交響曲の5番や6番は結構
気にりましたっけ。その他いろいろ聴いたはずですが、ちょっとひねくれたとこ
ろがあるのが魅力でしょうかねぇ。弦のユニゾンを妙にかっこよく鳴らすほかに、
ちょっとジャズ系のリズムを入れたところなんざ、ものすごく粋でカッコよかっ
た。映画じゃあタイトルとしても、(1)と1965年ごろの『テレマークの要塞』ぐ
らいしか知りませんが、かなりたくさん担当したようです。
 
(1)『戦場にかける橋』 1957年/米・英/D・リーン//W・ホールデン/A・ギネス/早川雪舟
ド派手で濃い音楽です。5つのバンドにはタイトルがついてますが、ま、勝手に
妄想すると、①はタイトルと導入部。②は有名なマーチで、これは導入部に続く。
③はさまざまなきついドラマのニュアンス。④は一足飛びに、戦い済んでつわも
のどもの夢のあとという感じ。⑤はエンドタイトル(ちょっと重くてオーバー)
・・・要するにオーバーな音楽です。立派なオーケストレーションで、録音もよ
く、こんなに鳴ったんじゃ、音楽映画としての「スター・ウォーズ」と変わらな
いでしょ、なんてね。こっちはそのオーケストレーションを楽しみたいので、ち
ょっと複雑な思いもなくはないのですが、今ではめったなことでは気にしません。
 
さて、以下の映画は「邦題」らしきものがあるので、日本でも上映されたのでし
ょうね。まったく知りません。60年台までは映画なんてぽつりぽつり。その後
リバイバル物を同じくぽつりぽつり。田舎だし。映画に興味だってないから、
知るわけもない。デビッド・リーンのものがあと2つも入ってるんだ。62年の
アラビアのロレンス」は高校1年か2年ぐらいに梅田のニューOSだったかで観
て、すっかりイカレたのでした。ジャールの音楽にもね。

えー、そんなことで、中身も知らずに(解説などそこそこに)管弦楽曲を聴きま

す。

 
(2)『汚れなき瞳』 1961年/英/ブライアン・フォーブス//ヘイリー・ミルズ
(潜んでいた殺人犯と無垢な子供たち)
軽音楽、ポップス、ムードオケ、など軽みや抒情、かわいらしさなどが主で、こ

の⑥⑦⑧の3つのバンドのどこにも暗さは感じられない(この方元々暗い音楽は

書かない!)。

(3)『超音ジェット機 1942年/英/デビッド・リーン//ラルフ・リチャードソン
ジェット機開発と愛憎)
「オーケストラのためのラプソディ」という副題。始めに挙げた5番か6番の交響
曲にのあったような気がする、クラシックには普通使わないであろうムードオケ
のおしゃれなサウンドが聞かれる。派手さも。どんなストーリーなんだろうね。
(4)『ホブスンの婿選び』 1954年/英/デビッド・リーン//チャールズ・ロートン/ジョン・ミルズ
靴店主ホブスンと3人娘の喜劇)
リーンに喜劇なんてあるんだね。「せむし男」でないロートンを思い浮かべると

クラシック系のオペレッタのネタみたいだが・・・ そうすると、若干演奏が重

かも。

(5)『六番目の幸福』 1958年/米映/マーク・ロブソン//イングリッド・バーグマン/C・ユルゲンス
(1930年代、日本軍から中国人孤児を守り続けた英女性宣教師の生涯)
女性宣教師が様々な苦労をして望む中国に行くまでを長々解説してあって、中国
での活動がわからないし、ユルゲンスが中国人みたいな役名なので、映画に魅力
は感じない。音楽に「中華」風はゼロ。でもまじめで(!)豪華な音楽でしたよ。
 
てなわけで、有無を言わせない(1)以外も、立派なオーケストラのための音楽な
んですが、ワタシとしては軽みの(2)、ラプソディとしてよくまとまってオシャ
レな(3)が良かったかな。クリストファー・パ―マーさんの編曲とChandosの録
音の成果が大きくものを言っているのでしょう、派手な音でした。
第2集は・・・すぐにはいいや。
アーノルドさん、録音時はご存命で、指揮のヒコックスと写真に納まっておられる。

これが実際に入荷したCDのジャケ写。時々あることですが、えらい違い。
気にする人もいるかもしれないが、ワタシはぜーんぜん構わない。でもま、話題に
と、両方の写真を載っけてみました。始めのはネットに載っていたもので、アレッ
ク・ギネスの絵。すぐ上のが実際に入荷したCDの写真。ギネスと早川雪舟やね。