|
| （映画・com解説） 土屋ガロンと嶺岸信明による日本の漫画を韓国のパク・ |
| チャヌク監督が映画化し、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した「オー |
| ルド・ボーイ」（2003）を、スパイク・リー監督＆ジョシュ・ブローリン主演で新 |
| たにハリウッドで映画化した復讐サスペンス。酒に酔ったある夜、突然拉 |
| 致され、テレビだけが置かれた部屋に閉じ込められたジョー・ドーセット。 |
| 理由もわからぬまま20年に及ぶ監禁生活を強いられたジョーは、ある日突 |
| 然解放されるが、外界に出ると妻殺しの汚名を着せられていた。自分を陥 |
| れた犯人を見つけ出し、復讐を誓うジョーだったが、そんな彼の前に冷酷 |
| 非道な男が現れる。 |
|
| 韓国版の解説には「平凡なサラリーマン」とあるが、ここでの主役は、そう |
| 平凡とも言えない、鬱屈してほとんど壊れかけている、相当に危なっかし |
| いサラリーマン。やや太り気味で屈強、何かに猛烈に怒っているように見 |
| え、アルコール漬け、、、家庭に愛情は強く抱いているものの、普段あま |
| り顧みてはいない。そもそもこの設定の違いが問題かも。それが上記の |
| ような不条理なことになる。大掛かりな復讐劇。時間の経過は長いもの |
| の、シチュエーション・ドラマだ。 |
| リー監督と曲者の主演者ブローリンがわりと好きなので選んだ。 |
| 日本の漫画の原作も、韓国映画もワタシ知らない。 |
| 監督は、あっ、これ面白い！と思ってとりかかったものの、どうもあまりうま |
| く処理しきれなかったかなあ、という感じ。 |
| たぶん、必然性の問題。（リメイクするにあたっての・・・） |
| 韓国版がカンヌの映画祭のグランプリですか。 |
| 映像的にはまずまず。なんとなく低予算の匂いがするが、雰囲気もあるし、 |
| テンポも悪くない。結末ではバランスは取れて、納得も行ったのですよ。 |
| それでもワタシにはしっかり不満でした。 |
|
| 映画、これで残念賞が二つ続いちゃった。 |
| 安直にテレビドラマを観ている方が、外れは回避できるなあ。 |
| この頃断続的に観ているのは、もう何年も前からレンタルの棚に並んでい |
| る「クリミナル・マインド」。まだシーズン２。シーズン8ぐらいまで行ってい |
| るから、終わりは遠い。当分の間楽しめる、と言っていいものかどうか、な |
| にしろたいてい猟奇的な殺人物。これを反面教師的に観て、‘暗い衝動’ |
| とのバランスを取っているのかもしれないねぇ。・・・なんていうと、危ない |
| 言い方か。三文ドラマっぽいけど、ありそうでしょ？ ・・・ |
