休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ヤナーチェク/タラス・ブーリバと舞曲

20250513(了)

ヤナーチェク: Taras Bulba 

      :Lachian Dances 

      :Moravian Dances 

       Leoš JANÁČEK(1854-1928)
(1)タラス・ブーリバ ―- ラプソディ(1918) 24:57
  ①アンドレイの死 9:20 ②オスタップの死 5:23 
  ③タラス・ブーリバの予言と死 10:15
(2)ラシュスコ舞曲(1889-90) 20:32
  ④Old-time Dance 6:12 ⑤Blessed 2:17 ⑥A Blacksmith’Dance 2:20
  ⑦Old-time Dance 4:38 ⑧From Čelandna 1:51 ⑨Saw Dancer 3:14
(3)モラヴィア舞曲集(1891) 9:09
  ⑩3:13 ⑪0:52 ⑫1:22 ⑬2:08 ⑭1:34
 
  アントニ・ヴィト指揮/ワルシャワフィルハーモニー管弦楽団
  録音;2010~2011年、ポーランド、ワルシャワ・フィルハーモニック・ホール
  2012年/CD/クラシック/管弦楽曲/Ⓟ&Ⓒ 2012 NAXOS/中古
  <★★★☆>

(1)「ブーリバ」、久々です。
シンフォニエッタ」が俄然面白くて、それの「地味版」とでもいうか、何度
聴いても印象が薄かったところがあります。
それが今回どう変わるかな、変わらないかなと、車に積んで2週間、3週間。
もちろんこればっかり聴いていたわけじゃないですけどね、結構聴きました。
その甲斐あって(?)、馴染んじゃいましたねぇ。ほとんど好きになったと言
ってもいい。なんだかね、ロマン派の古い表現と近現代の新しい感覚とが混ざ
り合っていて、乗りにくいところがあったような気がしますね、これまでは。
傑作ってわけじゃないかもしれないが、でもその新旧まぜこぜも案外魅力なの
かも。ま、ワタシが好きなのは、③が一番で、①②のテーマを集めて再構成し、

盛り上げちゃう感じ。クライマックスの密度はすごい。(ワタシ自身は傑作だ

と思う)

外連味や民族色にこだわらない真面目にシンフォニックなこの演奏が良かった
のではないか。馴染んじゃったもの勝ちかもしれんけど。
 
音色としてちょっと意外だったのは、①と③で聞こえるオルガン。今回初めて
気が付きました。恥ずかしながら、これまでいかにエエカゲンに聴いていたか、
忘れてしまっていたかってことでもあります。
「ブーリバ」だけなら<★★★★>。
 
昔話です。1962年のアメリカ映画『隊長ブーリバは予備校生の頃に友人と観
た。ユル・ブリンナーのやつ。ロードショーではなかったと思いますが、どう
だったかな。その後観る機会はなかったはずで、ほとんど覚えていません。
共に大学生になってから、彼の通う遠い大学に旅行がてら行ったとき、この映
画のヒロイン役、クリスチーネ・カウフマンのポスターが貼ってありました。
別に張り合ったわけではないのですが、当時のワタシの下宿に貼っていたポス
ターは、大学生になってから観た『戦争と平和』のヒロイン役、リュドミラ・
サベリーエワのものでした。こんなことは覚えているもんですな。
1962年版の映画のサントラは、ずーっと後年、CDを手に入れて聴いたことが
あります。担当はフランツ・ワックスマンオーケストレーションは大変うま
いが、古臭い感覚のものだったという記憶で、その後は聴く気が起きずじまい
になってしまったんじゃないか。今聴いたらどんなだろうな・・・
 
と、脱線しましたが、ヤナーチェクのよく知る地方のものであろう (2)ラシ
ュスコ舞曲、(3)モラヴィア舞曲集 がともにあまり響かなかったので、思い
出話を入れ込んじゃいました。例えばドヴォルザークの「スラブ舞曲」などと
いう有名な舞曲集がありますが、なぜかあまり得手ではありません。嫌いって
わけでもないんですけどね、切に聴きたいと思えるものじゃない。その感じと
同じような傾向ということです。
 
ヴィト/ワルシャワ・フィルの演奏は、特に「ブーリバ」は、かなり抑制が利
いているものの、内なるパワーめいたものが感じられ、トラック③では、そ
れがしっかり発揮されて強い印象を残しました。それはやはり演奏の力もあず
かってのことだったんだろうと思います。