休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ナショナル ジオグラフィック2016年6月号

 
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20160711(了)
ナショナル ジオグラフィック日本版 2016年6月号
  大特集 自然と人間
(1)略奪される歴史
    文化財の違法取引が横行し、人類の文化遺産である
    世界各地の遺跡が盗掘者に荒らされている。
(2)イタチザメに会いたい
    凶暴と恐れられるイタチザメを間近で見てみたいと
    新米ダイバーの筆者がバハマの海に潜った
    *シリーズ 海のハンター サメの素顔に迫る
       今月号:イタチザメ 7月号:ホホジロザメ 8月号:ヨゴレ
     サメは恐ろしいい動物だと考えられている。凶暴な殺し屋という
     悪評のせいだ。実際はサメが人間を襲うことはめったにない。
     たとえば、2015年にはサメが人間を襲う事故が世界中で98件
     発生し、過去最多を記録した。そのうち6件で死者が出ている。
     こうした恐ろしい面ばかりが注目されがちだが、サメが海の生
     態系で重要な役割を果たしていることは、あまり知られていな
     い。今月号から3回シリーズで、特に悪名の高い三つの種 ―
     イタチザメ、ホホジロザメ、ヨゴレ― の素顔に迫る。 知られざ
     るサメの生態や海洋生態系での役割、凶暴性の真実を明ら
     かにしていく。
(3)ペルー 先住民たちの豊かな森へ
    ペルー南部に広がるマヌー国立公園。その豊かな自然を守っ
    てきたのは交通の不便さと、ジャングルの奥深くで狩りをして
    暮らす先住民の人々だ。
(4)メキシコ 悪夢から抜け出す街
    かつて世界一危険といわれた国境沿いの街、シウダー・フア
    レス。犯罪が激減し、穏やかな暮らしが戻った理由を探る。
(5)アートな太陽熱発電所
    2016年5月30日発行・発売/日経ナショナル ジオグラフィック社
 
(1)主にエジプトの不法盗掘から説き起こす。
貧困と文化財保護、どちらが優先事項ですか?という話に収斂してゆ
く。インディアナ・ジョーンズ博士の話じゃない。いたってお寒い中身。
ISが遺跡を壊したりしているのは、大分前に聞いたが、今は、これを資
金源にしているのが、はっきりわかっているんだそうだ。
 ○“たとえ略奪品であっても、博物館が保管することで喪失や破壊を
   防げる場合は、購入を禁止すべきではない”
   「交渉を通じて人質の命が救える場合でも、テロ組織とは絶対に
   交渉しないという考え方を認めますか。市場参加を見合わせたと
   ころで、市場は亡くなりませんよ。そんな単純な話ではないし、リ 
   スクは避けられません。白黒はっきりさせられる問題ではないん
   です。」
 ○遺物の売買では個人の名前や価格を公開しない慣行があり、市
   場関係者の多くはその特権を手放したくないよう・・・
 ○「単純な話ですよ。略奪品を金で買えば、略奪を助長するだけで
   す」
いろいろ難しい。
(2)別に会いたくないです!!!
アメリカ合衆国の国内で、人間が犬に殺された件数、去年では34件。
いっぽう、世界で、サメに殺されたという件数、6件。この比較ってどう
よ! というわけで、生態がわかってくれば来るほど、恐れることはな
いのよ・・・。ってねぇ、確率的に低いとか、生態系上の重要な役割と
かがわかったところで、猛烈に怖いことに変わりはないと思うんだけど
なぁ。
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(3)ペルー南部とボリビアの境目あたり
マシコ=ピロ族の女たち、なんていう写真を見ると、いかにもモンゴロイ
ド。‘へぇ、まだこういう人種がいるんだぁ’としか言いようがない。単に
辺鄙だから残ってしまっている。
国立公園があるというか、その中と言っていい話なんだけれど、近所
で地下資源の開発を始めているんじゃ、たいして時間は残されていな
い。もうすぐいなくなってしまうであろう秘境の住人。
珍しいい人種に珍しい動物・・・記事の言いたいことがほとんどわから
ない。
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(4)メキシコの町シウダー・フアレス、向かいは米国エルパソ
2008年~2012年にかけて、主に米国向けの麻薬の密売に関して、2
大勢力が支配権をめぐって争い、世界で最も危険な町であった。アメ
リカの責任のほうが重大のような気がするが、結局はメキシコ政府の
無策による。それがいくつかのきっかけで国を挙げて取り組んだおか
げで、2015年、そこそこ安全な普通の町に戻った。その経緯。
町は違うが、ソダーバーグ監督の米映画『トラフィック』を想起。でもそ
れとはすっかり様相の違う話で、ひどい不況でもあって、併せて誘拐
や恐喝が横行したのがいかにも大変そう。一緒に腐敗していたが徐
徐に頑張るようになった警察が初めて捜査逮捕に成功してみれば、
犯人グループの構成員は、主婦・工員・タイヤ販売員二人からなって
いた、云々。
市民が勇気をもって通報したり、警察が誇りを取り戻したりしたことは
けっこうだけれどね。おぞましい話がわんさか語られる。
(5)アメリカ、ネヴァダ州の太陽熱発電所が、こんなに‘アート’だよ、
という写真。
 
写真からは、今回は、中国人の喫煙・・・なかなかすごい比率。この
写真部分はつまらないので、文章とデータのみ。
ワタシも長年喫ってましたからエラそうなことは言えん、、、イメージ 5