さても無理やり救われない話にしてしまったみたいなドラマ! |
それに、ブリテンの同性愛による差別体験と重ね合わせるのが常識、な |
んて書き方がされているのを事前に読んだのもヨロシクナイ! |
ともあれ、ワタクシメはやっぱり、サウンドから入ってしまう。それはもうど |
うしようもない。 |
オーケストラのサウンドが精妙。ひんやりと透き通っている。 |
歌手や合唱が重なって来ても、その感じは消えない。 |
中でも、オーケストラ曲として別個に演奏されることの多い間奏曲などの |
部分は、やはりとりわけ素晴らしい。 |
第1幕;「夜明け」の間奏曲 「嵐」の間奏曲 |
第2幕;「日曜の朝」の前奏曲 パッサカリア |
第3幕;「月光」の前奏曲 「迷走」の間奏曲 |
オーケストラだけの部分がなければ、オペラでもなくオペレッタでもなく、 |
例えば複雑な書かれ方をした暗いミュージカルみたいな気がしないでも |
ない。それだけ間奏曲が効いて、全体の深みのある雰囲気に大きく貢献 |
している。 |
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歌手のことはよくわからないんだけれど、カレーラスがウエストサイド・ス |
トーリーを歌った時のような情けない英語の感じはなくて・・・ というのは |
‘ミュージカルみたいな’と自分で書いてしまったから連想したんだけれど |
・・・ 英語はこのオペラではミュージカルみたいにしっくり来るもんなんだ |
ね。ディーリアスのオペラを二つ聴いたときにも、曲は良くてもどこか英語 |
ってぴんと来ない(締まらない)もんだという印象はあったから。 |
これならいいや、ぜんぜん違和感がない、ドラマティックに決まっている。 |
(ついでに言えば、日本語のオペラは・・・ワタクシメはつらい。) |
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それと、もともとピーター・ピアーズのテノールを想定して書かれたんじゃ |
ないかと思う(知りませんけど)が、作曲者との関係は別にかまわないもの |
の、ピアーズの声質がワタシ、ずいぶん前からなぜか苦手で、だからコリ |
ン・デイヴィス盤を選んだようなところもあるのです。ジョン・ヴィッカーズさ |
ん(ワグナー歌手でしたっけ)、いいと思いました。 |
その他よく出てくる歌手も、皆よかった。(雑でスンマセン!) |
サー・コリン・デイヴィスとコヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団のオケ |
もいい。 |
これも決して新しい録音じゃないけどね。昔っから名盤の誉れ高かった作 |
曲者自身の指揮のレコードに負けてないんじゃないでしょうか。(ま、わか |
りません、想像です) |
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以上。 |
と、これじゃオペラの鑑賞記になってないよと言われるだろうな・・・ |
(オペラについては本当に知らないことだらけです) |
恥ずかしいが、ブログやねんからカマヘンやろってところです。 |
何か気が付いたら、また書くことにしときましょう。 |