休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

METの「アイーダ」を映画館で

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20181102(了)
『METライブビューイング2018-2019シーズン』
ヴェルディアイーダ』;
  〈指揮〉ニコラ・ルイゾッティ 〈演出〉ソニヤ・フリゼル
  〈キャスト〉
    アイーダ     アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
    アムネリス   アニータ・ラチヴェリシュヴィリ(メゾソプラノ)
    ラダメス     アレクサンドル・アントネンコ(テノール)
    アモナズロ   クイン・ケルシー(バリトン)
    ラムフィス    ディミトリ・ベロセルスキー(バス)
    (2018年10月6日上演/於NY,メトロポリタン歌劇場)
      オペラ/映画館/なんばパークスシネマ
     <★★★★☆>
メトロポリタン歌劇場の今シーズンのライヴの映画化。
10月から、来年にかけて上演された(される)ものを、映画館で鑑賞できると
いう企画。
朝日新聞も協力会社らしく、でかでか載っていたので、行く気にもなりました。
オペラはろくに知らないし、好きというわけではありません。
新聞記事は10月29日。で11/2には観に行ったのだから、記事のインパクトは
あったということです。今月23日に予定されていたバイエルン放送響のチケ
ットを珍しくも大枚はたいて買っていたところ、指揮者が病気で交代、曲まで
変ってしまってガッカリ。
払い戻し依頼することにした矢先の記事で、「じゃあ、行ってみるか」というよ
うな感じでした。
幕間の状況やインタヴュー、それにIntermissionも入れて、たっぷり3時間45
分。「アイーダ」通して聴く(観る、ではありません)のはいったい何年ぶりだっ
たでしょうか。
さてさて10月6日にMETで上演されたばかりの「アイーダ」、まだパリパリ。
月並みだけど、見事なものでしたね。舞台ドデカイ!
広い画面といい音響(さすが新しい映画館)に支えられてのことだが、舞台の
豪華さ、演奏の確かさ、半端じゃない。カメラワークもなかなか!
指揮者もよく、オケは思ったよりはるかに上手い。弾きなれてもいるんでしょ
う。歌手ではやっぱりアイーダ役のディーヴァ、アンナ・ネトレプコ(s)がよか
ったが、アムネリス役のアニータ・ラチヴェリシュヴィリ(ms.)――この名前覚
えられんよ!――も負けておらず、お客の反応もそれを裏付けてましたね。
アモナズロ役のクイン・ケルシー(br.)は手慣れた感じでグッド。
どのアリアも最高。
チラシのおしまいのところに、
~生の舞台さながらに、拍手や「ブラヴォー」の歓声を歓迎いたします~
とありました。映画ではどうもなあというところながら、両脇に客がいないこと
もあって、ラチヴェリシュヴィリさんの最後のアリアでは、ワタクシメも拍手を
してしまいました。
ほんとうにゴージャス!!! ハイ・クオリティ!!! 長丁場を疲れませんでした。
インターミッションが2回ありまして、2回とも小便にたちましたけどね・・・。
記事によれば、演目は10。
けっこう日本のあちこちで上映されるので、早速観た方も多いでしょう。
一般は3600円。普通の映画としては高いよ。交通費を逢わせると5000円!
それに、九つ目の「ヴァルキューレ」はなんと5100円!METに行くことを思え
ば、屁でもないと思われる方もそりゃ多いことでしょうが、アメリカに行って
観るなんてことは想像もできない年金生活の身には、ひたすらやりくり算段
してみて、なんとかなる?どうなのよ?というレベル。上記払い戻しのお金
も加えれば、半年強の期間があるしわけですし・・・
とまあ、来年6月までの10演目全部観る気でいるみたいな書き方になりまし
た。もとよりカミサンに頭を下げなきゃなりません。掛ける10以上だもんな。
(くわばらくわばら) でも、他を削ればいいのだ・・・そうなんだ。
半年、オペラを楽しむ・・・
4つ目の演目に『マーニー』というのがあって、これはヒッチコックの映画のオ
ペラ版。新作でしょう。毎シーズン、一つは新作を入れるのかな。ミューリーと
いう作曲者は知らない。ティッピ・ヘドレンとショーン・コネリーでした。さあ、ど
んなオペラ(音楽)なんだろう。
それと、最後の6月にはプーランクカルメル会修道女の対話なんての
があります。これなんかかかるのは珍しいんじゃないですか?音では知って
いるんですけどね(P・デルヴォーのモノーラル録音)、どんなもんでしょう、ちょっ
と期待してます。

そうそう、インタヴュアー。名前は控えなくて忘れちゃったけれど、この背の高
い女性が、『マーニー』のヒロインを演じる歌手の方だったみたいです・・・
なんばパークスシネマ’。難波も変ったみたい。自分がどこら辺にいるのか
わからなかった。
朝からではなく、午後6時半からの分にしました。週末なのに席は半分ぐらい
しか埋まっていなかった。
帰宅はほぼ12時。


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(これ、親切なパンフです)