休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

タネーエフ/交響曲 第2番・第4番

名前しか知らなかった作曲家・・・

いっぱいいますけどね、聴く気になるかどうかの問題・・・

20260130(了)

Sergey Ivanovich TANEYEV(1856-1915)

:Sym.2&4

 

交響曲 第2番 変ロ長調(V・ブロクによる補筆完成版、1977) 37:23
 ①Introduction and Allegro 15:28
 ②Andante 12:47
 ③Allegro 9:09
交響曲 第4番 ハ短調O.12 40:59
 ④Allegro molto 12:49
 ⑤Adagio 11:44
 ⑥Scherzo:Vivace 6:06
 ⑦Finale:Allegro energico-molto maestoso 10:20
 
  トーマス・ザンデルリンク指揮
  ノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団
  録音;2008年9月、ロシア、ノヴォシビルスク、西シベリア放送
  CD/交響曲/Ⓟ&Ⓒ 2010 Naxos/独/輸入/中古
  <★★★★△>

この作曲家のものを聴くのは初めてです。
 
(メーカー解説)
「ロシアのバッハ」として、ラフマニノフやチャイコフスキーも一目置いて
いたタネーエフの交響曲を2曲お聴きください。未完に終わった第2番の交響
曲は、モスクワ音楽院の学生だった時に書き始められた若書きの作品です。
教師であったチャイコフスキーは1875年に書きあげられた第1楽章で彼の天
分を認め、全曲書きあげるように説得したのですが、結局2年経っても完成
せず、1877年に終楽章のスケッチが出来ただけでした。第1楽章はアントン・
ルビンシュテインによってモスクワで演奏されたのですが、ルビンシュテイ
ンのお気に召さなかったようで、チャイコフスキーは「あまり気にしないよ
うに」と助言したそうです。その20年後に書かれた第4番の交響曲は、タネ
ーエフの最も素晴らしい管弦楽作品の一つです。当時多くの重厚な作品を発
表していたタネーエフは「ロシアのブラームス」と呼ばれていましたが、彼
自身はその呼び名は嫌いだったそうですが、書式の厳格さや曲の持つ雰囲気
は、確かに両巨匠に共通する部分もありますね。

 

  (解説はじめの「ロシアのバッハ」ってのはヘンだろう・・・)

 

交響曲第2番・・・
はじめのクラリネットの感じからして、おお、チャコフスキー!なんて思い
ましたね。チャイコフスキーの弟子みたいに思い込んでしまっていたからで
しょう。でも上には弟子とは書いてない。先生と学生の関係でしょう。影響
はあったに違いありませんが。
でもその第一楽章からすでに素晴らしい。ブラームスの「大学祝典序曲」に
似たところなど、ほほえましいという以上にうまく嵌っている。
だんだんチャイコフスキー臭がかすかになり、ドイツや東欧あたりのロマン
派の音楽にどっぷり!でも自身の個性と相まって、案外初々しいし個性的で
もある。
他人に補筆してもらって出来上がったというのは、本人はともかく、曲はう
まく出来上がったんじゃないですかね。第3楽章なんて、他の楽章より少し
短いぐらいだが、にぎにぎしく素敵に盛り上がるし、またチャイコフスキー
が匂ったりもして、充実感たっぷり。いい曲じゃないですか。
 
交響曲第4番・・・
「ロシアのブラームス」ですか。なるほどね。
第2番から20年もたっている割には、基本はドイツロマン派がベースにあ
る感じは確かにしますね。ブラームスのみならずシューマンなんかも。
はじめはドォン・ドドォーンが2回、気張ってスタートしますが、そこから
は基本線。2番だと影響ももっと広い印象で、古典的な面も感じられるのに
比べると、この4番は音だけでなく音楽自体の厚みもうんと増して、堂々た
る交響楽になっている。対位法の大家だったことなんかワタシにゃどうでも
いいが(失言)、それにしてももっと聴かれるべきだという意見には賛成。
ま、徹底的にロマン派だけどね。こりゃあ当分飽きないと思う。
そうそう、アダージョ⑤やフィナーレ⑦では、「その気」でいるもんだから
余計にとはいえ、やっぱりチャイコフスキーが聞こえましたぞ!ハハ。
 
等々、「ロシアのブラームス」という言い草に少々抵抗していた気はしてい
ますが、もう、間違いなく「ロシアのブラームス」そのものでした。
ブラームスが嫌いな人もたまにはいますが、ワタシはフツーのヒトなので、
好きですよ、ブラームスもブラームスっぽいのも。素敵な交響曲二つ、満
足です。
ただこれではなんだか、ブラームスとチャイコフスキーでできている音楽、
みたいな書き方になってしまったよう。そんなこともないのですよ。オリ
ジナリティもたっぷりなので、誤解されませんように・・・って、何書い
てんでしょうかね。いろいろ喋ってみたくなる音楽ってことでいいのかな。

ノヴォシビルスクなんてところにこういうオーケストラがあるんですね。差
別的かなぁ。西シべリア。アカデミーってぐらいだから、音楽以外もきっと
あるんだ。ロシアの真ん中近く、大河オビ川河畔にあってもきっと乾燥して
るんだろうなぁ。それが関係あるかどうかは怪しいけれど・・・ やや渇き気
味な音で残響が短い。音色は若干暗めか。あまり魅力的とは言えない。
ワタシの思い込みなんだろうけれど、それでも昔のレニングラード・フィル
ハーモニー管弦楽団と、なーんとなく共通点がある気がするんですよね。テ
ヌート気味のトランペットとか・・・ レニングラード・フィルなんてもう
ちゃんと覚えているわけがないんですが。
指揮者はあのクルト・ザンデルリンクのゆかりの方?ああやっぱりそうなん
だ。オヤジはいくらか覚えてます。息子もロシアで育ったが、ドイツ人。
ヴィルトゥオーゾ・オーケストラじゃないものの、聴いているうちに曲とも
どもオケのサウンドにも馴染んできました。聴くとね、毎回、違ったふうに
聞こえるんですよ。チャイコフスキーとブラームスに邪魔されながら(は、
ヘンか)、何か発見もあるし。
 
タネーエフさん(さん付けもヘンか)、この1枚しか知らないが、そんなで、
気に入りましたので、、、 次は協奏曲系か、室内楽か、続いて交響曲(1番・
3番)か・・・ 急ぐこともないけど。

 

   ちょっと訂正があっていじった後、下を見ると、タワーレコード

   の宣伝で、ジェリー・フィールディングのアルバムが載っている。

   うるさいじゃまっけな宣伝!といつもは思うが、フィールディン

   グなら実は欲しい。でも値段は6000円近い。600円なら買

   ってもいいけど、というのがこのジジイの判断。毎日見たってこ

   の判断は変わらないよ・・・