休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ハウエルズ ; 楽園の讃歌/サー・パトリック・スペンス

20260215(了)

ハウエルズ ; 楽園の讃歌

   /サー・パトリック・スペンス

 Herbert HOWELLS(1892-1983);Hymnus paradisi・Sir Patrick Spens

 <★★★★☆>

 

持っているアルバムの再聴です。当ブログに載せるのは初めてかも。
次のCDが入ってくる前に、なにか、この頃聴いていない英国音楽をと適当に
引っ張りだして車に。ハウエルズにしました。久しぶりです。 英国の教会音
楽の大物。合唱などは当たり前なので、歌なしを選ぼうと思ったが、結局歌・
合唱とオケ。このアルバムは、ハウエルズでは2番目に手に入れたアルバム
じゃなかったかな。
 
②-⑦の『楽園の讃歌』
9歳の愛息を亡くした悲しみを、ざぁざぁあふれさせながら気丈に歌い上げ
た大作で、ソプラノとテノールの歌もワタシとしては例外的と言ってもいい
ぐらい気に入ったものですが、合唱もオケも規模が大きく、そのくそ真面目
で毅然とした態度ながら、輝かしくもある盛り上げがとても感動させる。
(感動じゃない)
③では「レクイエム エテルナム」と歌いだされるもんだから、レクイエム
的な作品なんでしょうが、決して敬虔さを疑うわけじゃないものの、誰が何
と言おうと息子の死が悲しい、ただそれだけ。神に顔を向けてはいるけれど。
どうもそんな気がする。
この規模で歯を食いしばって泣いている。うるさくない。むしろ見事に美し
い。こんなの、なかなかないと思います。
最後は光の国に行ってくれと願いながら、作者は泣き疲れて虚脱してしまっ
たみたいな終わり方。
 
『サー・パトリック・スペンス』(1917)
どういう経緯の曲なのかわからないが、過去に一度しか演奏記録がなく、
当然このアルバムが世界初録音。嘘だろう!と言いたくなる輝かしくも素
敵な曲。歌も合唱もあるけれど、教会音楽扱いじゃないからかもしれない。
『楽園の讃歌』の悲嘆を取り去ってしまったらこんな風、とでも言えそう。
これも傑作。
 
いい装置で聴いたわけではありません(少なからず悔しい)が、輝かしさ
も規模感も、NAXOSにしてはよく出ている録音じゃないでしょうか。強奏
時は若干泥んこ気味かな・・・、ワタシはあまり気にはなりませんが。
いろいろ聴きなおししなきゃいけませんね。感じ方も変わってきているし、
健康に聴ける時間もそう長くはないだろうし、ブログにあげていないもの
もたくさんあるわけだし・・・

 

kikuy1113.hatenadiary.com

ついでに聴いてみた管弦楽の2枚組 20161030 のアップを見ると、かな
り前だったんだね。CHANDOSの2枚組。なんともはや素晴らしい。ほと
んどみんな傑作。だいたいは同じような感想だったから、ハウエルズにつ
いてはそう変わってないってことになる。ドイツ音楽の影響もある作曲家
たちと違って、それはほとんど感じられない。
輝かしさなど、あのジョン・ウィリアムズと比べたくなってしまう。ただ
し、だからこそというべきか、現代音楽から見てみると時代遅れなのかな
ぁ。もっと人気が出てほしい。
しばらく車中にあって、他のものが聴けなかった。