データも資料もなんにもないですけどね、このシリーズは、コストパフォーマン |
スがあるので、つい。7枚のアルバムを4枚のCDに収めて安く、中古で更に |
低価格。アルバムごとにうまく収まっていない、変な切り方になっている。や |
たら気にする御仁もいるけれど、そんなことは(ワタシは)どうでもよろしい。 |
著作権が切れたために出来ることなんでしょうが、お前も50年待っていたの |
かと問われれば、そりゃそんなことはない。気まぐれ。 |
とはいえこういうシリーズ買うのは、断然ジジイなんだろうなあ。 |
このCDは英国製。 |
|
たった31歳(1931-1963)で薬物過剰摂取で亡くなっちまったピアニスト。 |
特に日本人が好むようです。(4)は、もう50年近くも前のことですが、ジャズ |
喫茶でよくかかってました。この(4)はとりわけ日米の評価がまっさかさまだ |
ったようで、おかしなもんですな。レヴューをちらっと見ると、「こんなのはぜ |
んぜんすごくない、ピアノトリオがいいんだ、これを高く評価する人はオカシ |
イ」などと書いている。若いんでしょう。 |
これだけ好まれてきたんだから、理由はあるはず。 |
自分の評価の押し付けなんざ、余計なお世話なんじゃないかい。まあだれ |
でもやりがちなことだけど。 |
|
ついでに書くと、(6)のトリオはノリが良くて、よく指も動いていると感じる。 |
このあたりのものを上記レヴュアーも評価しているのかな。 |
これ見よがしのところが一切ない、味わいや小粋な部類のピアニストで、こ |
の時期の最高のジャズ・ピアニストの一人。その雰囲気がすっごくいい。 |
この(6)では、デュヴィヴィエとローチがまた素晴らしい。 |
(何度か流していて、始めのほうよりは後に入っているもののほうが、ピア |
ノが上達しているみたいな感じは受けました。当たり前なんでしょうが。) |
かく言うワタシもLPで(4)は持ってましたが、トリオ物は確か1枚持っていて、 |
そのくらい。それも(3)か(6)か、はたまた別のものだったか、まるで覚えて |
いない。もう確かめようもない。 |
(ね。やっちゃうのです。死んだ子供の歳を数えるがごとき行為を。) |
少なくとも(1)(2)(5)(7)は初めて聴いたことになると思います。 |
(2)のコルトレーンは思わぬ儲けもの。 (3)のトリオはバド・パウエルばり。 |
(7)のアルバムは、始めはちょっとサウンド、ムード共に前の6作とは違っ |
ている。ように思えたのですが、そのうち馴染んじゃった。 |
みな素敵なバップ。懐かしむ感覚て、どのアルバムも楽しみました。 |
|
※ |
このシリーズのレッド・ガーランドのものを後日聴いていたら、似ているのか |
なと思いきや、まるで違ってました、ガーランドの「古色」にビックリ。 |
今頃そう感じるなんて・・・ |