20200707(メモ了)
コンプリート・アルバム・コレクション 1959-1962
JUNIOR MANCE(1928- )/The Complete Albums Collection
3&4/4
Disc3(78:43) <★★★△> |
<5>Big Chief!(1961) |
①-⑨ ジミー・ロウザー(b)、ポール・ガスマン(ds) |
<6>The Jazz Soul of Hollywood(1962) |
⑩-⑳ |
Disc4(82:19) <★★★☆> |
<7>Junior's Blues(1962) |
①-⑨ ボブ・クランショー(b)、ミッキー・ローカー(ds) |
<8>Happy Time(1962) |
⑩-⑰ ロン・カーター(b)、ミッキー・ローカー(ds) |
CD/ジャズ4枚組/ⓒ2017 Enlightenment/輸入/中古 |
<★★★△~★★★★> |
(続きです)
〈5〉アップテンポの②や⑤の印象が残って、落ち着いたイメージは残らな |
いものの、出来が悪いということはないと思います。ドラムとベースはちょ |
っと凡庸かもしれないけど・・・凡庸というなら、このアルバム全体がちょ |
っと乗りが良くない感じがする。普通の出来でしょう。唸り声、聞こえない し。 |
〈6〉こういうアルバムも作ったんですね。ビッグバンドのメンバーと曲は、 |
Clark Terry 、 Ernie Royal (tp) |
Jimmy Cleveland 、 Britt Woodman (tb) |
Jerome Richardson (fl,ts)、 Romeo Penque (fl) |
Danny Bank (bs,b-cl) 、Junior Mance (p) |
George Duvivier (b) 、Osie Johnson (ds) |
Melba Liston (arr,cond) |
⑩Never On Sunday ⑪Maria ⑫Tara's Theme ⑬Fanny |
⑭On Green Dolphin Street ⑮One-Eyed Jacks ⑯Exodus |
⑰Invitation ⑱The Apartment ⑲Goodbye Again ⑳Spellbound |
と、名ぐらい知っているプレーヤーと曲。女性トロンボーン奏者でアレン |
ジャー兼コンポーザーでもあるメルバ・リストンがリーダーかと思いきや、 |
よく見るとジャケットにはマンスの名が大きく載っているから、やはりマン |
スがリーダーらしい。雑多な集め方やけど、いちおう映画に絡んだものな |
んやね。よく知っている⑭も映画に関わりあるんだぁ・・・ ⑲はやたらハ |
ープが出てきて、もうこれはジャズじゃないと思う。ブラームスの大好きな |
第3交響曲の知られたメロディ。映画で使われたとは聞いたことがある。 |
木管系の繊細で美しいアレンジが混ざるのが面白い。とにかくなかなか疑っ |
てエレガントなアレンジを施している。予想通りマンスの個性なんかまるで |
出てない。だいたい、ピアノはマンスである必要性がほぼゼロ。 |
でもね、全体的には独特なものに仕上がっているとは思います、オモロイか |
どうかは怪しいけれど。 |
ネットでリストンのことをちらっと覗いてみたら、地味に徹した方だったら |
しい。それから、クインシー・ジョーンズと繋がりがあり、彼の担当した映 |
画やテレビの音楽の「ゴーストライター」をやっていたこともあるんじゃな |
いかという。ビックリ!オーケストレーターならおおいにありそうだが、作 |
曲も担ったんだろうか。 クインシーのバンドにいたこともあるかもしれな |
いネ。(バンドの来日公演を聴いた時には、女性奏者は確かいなかったと思 |
う、ずっと後の話だけど) |
〈7〉ドラムもベースもレベルが高く、マンスもまずまずゴキゲンなんじゃ |
ないか。最初のものには及ばなくても、出来は良い感じ。特にスローなブル |
ースらしいもの。 |
ビバップの④、ゴスペルの感じの⑥以外で、①②③⑤⑦⑧がいい。特に長い |
⑧のブルー・モンク。アップテンポの⑨はちょっとミスタッチが惜しい。 |
〈8〉アップテンポで始まるライブ感覚のアルバム。若きロン・カーターの |
ベースは確実だが、わりとおとなしい。威勢よく始まったが、やっぱりミデ |
ィアムかスローなもののほうが断然いい。きらびやかに聞こえる音階的な装 |
飾の使用頻度が高いのも、微妙なところなんだけれど、なんとなく特色を薄 |
めている感じ。 |
長く活躍したピアニストで、まだご存命らしい。オフクロより若い・・・ |
CD4枚、アルバム8枚分。ぽつぽつメモっているうちに時間がたってしま |
いました。 |
またいつか。 |