休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『96時間/レクイエム』

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20151012(了)
映画『96時間/レクイエム』  Taken 3
    製作:リュック・ベッソン/監督:オリヴィエ・メガトン/
    リーアム・ニーソン/フォレスト・ウィテカー/ダグレイ・スコット/
    マギー・グレイス/ファムケ・ヤンセン/リーランド・オーサー
    音楽:ナサニエル・メカリー
    2015年/仏映/109分/20世紀Fox/DVD/レンタル
    <★★☆>
(映画.com解説から) ・・・「96時間」のシリーズ第3作。愛する家族の命を狙う犯
罪組織を壊滅させた元CIA工作員ブライアンは、幸せな暮らしを取りもどそうとした
矢先、元妻レノーアを何者かに殺されてしまう。元妻殺しの容疑者として警察から
も追われる身となったブライアンは、娘キムを守るため、そして真実を暴いて復讐
を果たすため、並はずれた肉体と頭脳を駆使して黒幕探しに奔走する・・・
前2作観たからね、シリーズ最終作なら、まあ観ておきましょう、と。
「M:I-2」の悪役とか「ボーン・コレクター」の悪役とか、見知った顔がいるので、そ
のへんが怪しいんじゃない?と思って観ちゃうね。そういうスレた観方をするもんじ
ゃないのかもしれないが、覚えているものはしょうがない。なんとか捻って作り上げ
たという作り物的不自然さが伴うものの、一応ミステリー仕立てなんだし。
そうした作り方をしている?ことも含め、製作国、製作者、監督、脚本、撮影と、ほ
とんどフランスか、そうでなくてもヨーロッパであって、アメリカじゃない。
街の映り方、テンポ、色の調子、音楽(特にはじめの歌や挿入歌)など、とにかく
アメリカっぽくないというのが面白いですねえ。舞台は完全にアメリカなのに。
「ブラックレイン」でリドリー・スコットが描いて見せた大阪の町も、思い返せば、えぇ
? これ大阪かいな? てなもんで、なにやら異質でヘンテコリンやったけど、映画観
ているとよく出くわす感覚でもある。
前作で、このスーパーお父さん一人に刃向って、コテンパンに叩きのめされるのが
確かアルバニア系マフィアで、いかにも田舎のヨーロッパの臭いがし、結末など妙
に悲しいものだった。
今回は、表だって出て来るのは、やけにネタにされることの多いロシア系マフィア。
映画でならばいくらこっぴどく描いてもカマヘンと思われているのか、ちょっとひどい
気がするなあ。
早く、ISの問題が収まり、これを映画のネタにできるような状況にならないものか。
(ちょっとあぶないね、、、誤解を招きそうです)
フォレスト・ウィテカーがかっこのいい役でしたが、全体を引き締めるまでにはいたら
ず。引退したスパイであるスーパーお父さんも、もう勘弁して!というエンディング。
もっとも、ニーソンさん、レンタル屋に並ぶDVDを見ていると、やたらと出演作が多い
し、その半分はアクションものみたい。そんなに若くもないと思うが・・・大変な売れ
っ子ぶりのようです。(ほんとかなあ)