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8ヶ月前にサントラCDの鑑賞記を、アップしました。 |
テッド・チャンの原作「あなたの人生の物語」(Story of Your Life, 1998) |
はそのあとで読んで、かなり長めの短編小説でした。お恥ずかしい読書感 |
想文は8月半ばにアップしています。 |
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で、映画の「メッセージ」、やっと観ました。 |
福岡伸一先生が朝日のコラムで、アメリカで観たこの映画の印象を面白可 |
笑しく書いておられたんでしたが、‘可笑しく’という点は、エイリアンの格好 |
ですかね、やっぱり。これぐらいでしょう。福岡先生も書いておられるんだか |
らこれくらい紹介したっていいでしょう。タコにえらく似てるんです、タコ。しか |
もバカでかい!大昔の火星人の想像図よりは‘本物のタコ’。 |
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こんな謎だらけのエイリアンとのコンタクトものを、原作の感じそのままに、よ |
くもまあ映画にしようと思いついたもんだ。 |
そして、全体としてワタシはよかった、がんばっていたと思う。 |
テッド・チャンの原作を一応読んでいたから、よかった、なんて書けるのかも |
しれません。読んでいなければ恐らく否定的な感想になった気がします。 |
設定を若干変えてあるところはあったけれど、話の本筋は変えていない。 |
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遠くから12隻の宇宙船が地球各地に降り立ち、居座る。攻めたりもしない。 |
地球中弱り果てる。12ヵ国各所で人類は頑張るものの、なんでやってきた |
のかまるで掴めない。アメリカでは優れて若い物理学者(レナー)と言語学 |
者(アダムズ)が招集されて軍とともに研究・分析や交渉(?)に当たる。 |
コミュニケーションは徐々にとれるようになる。言語風なものは表意文字。 |
漢字に近いわけだが、実はそれだけではない・・・、そこが大きなミソ。
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時間の概念が含まれるもので、どうやら人間のものとはまるで違う。 |
そういう言語の上での時間の概念の不思議さがある一方で、この映画の表 |
現が(原作もそうでした。娘に!語り掛ける・・・)採っている「見せている時間」
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はどうなんだよ、行ったり来たりしているようだが、その通りのものなのかど |
うかという問題が・・・ |
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わかりもせんくせに、つい書きすぎます。
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アイスランドのキーボーディストで作曲家、ヨハン・ヨハンソンの音楽、しっか |
り聞こえました。先に聴いたCDの通りでした。 |
でも、かなり重要そうな部分が、本編中でなくエンドロール中に聞こえた気 |
がしましたました。ありがちなことではありますが。 |
一応ちゃんとしたオーケストラを使ってはいるものの、印象はほとんど電子 |
音で、アコースティックなんてあったっけ?という感じ。確かにありましたけど |
ね。
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