休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『メッセージ』 ARRIVAL

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20171223(了)
映画『メッセージ』 ARRIVAL
 
    *2016年/米映/116分/ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督//エイミー・アダムズ/
      ジェレミー・レナー/フォレスト・ウィテカー/マイケル・スタールバーグ/マーク・オブライエン
        音楽:ヨハン・ヨハンソン;1969-、アイスランドのキーボーディスト・作曲家
         担当作品;プリズナーズ、悪童日記、博士と彼女のセオリー他
       (DVD、レンタル)
      <★★★☆>
 
 
8ヶ月前にサントラCDの鑑賞記を、アップしました。
テッド・チャンの原作「あなたの人生の物語」(Story of Your Life, 1998)
はそのあとで読んで、かなり長めの短編小説でした。お恥ずかしい読書感
想文は8月半ばにアップしています。
 
で、映画の「メッセージ」、やっと観ました。
福岡伸一先生が朝日のコラムで、アメリカで観たこの映画の印象を面白可
笑しく書いておられたんでしたが、‘可笑しく’という点は、エイリアンの格
好ですかね、やっぱり。これぐらいでしょう。福岡先生も書いておられる
んだからこれくらい紹介したっていいでしょう。タコにえらく似てるんで
す、タコ。しかもバカでかい!大昔の火星人の想像図よりは‘本物のタコ’。
 
こんな謎だらけのエイリアンとのコンタクトものを、原作の感じそのまま
に、よくもまあ映画にしようと思いついたもんだ。
そして、全体としてワタシはよかった、がんばっていたと思う。
テッド・チャンの原作を一応読んでいたから、よかった、なんて書けるの
かもしれません。読んでいなければ恐らく否定的な感想になった気がしま
す。設定を若干変えてあるところはあったけれど、話の本筋は変えていない。
 
遠くから12隻の宇宙船が地球各地に降り立ち、居座る。攻めたりもしな
い。地球中弱り果てる。12ヵ国各所で人類は頑張るものの、なんでやっ
てきたのかまるで掴めない。アメリカでは優れて若い物理学者(レナー)
言語学者(アダムズ)が招集されて軍とともに研究・分析や交渉(?)
に当たる。コミュニケーションは徐々にとれるようになる。言語風なもの

表意文字。漢字に近いわけだが、実はそれだけではない・・・、そこが

大きなミソ。

 
 
 
 
時間の概念が含まれるもので、どうやら人間のものとはまるで違う。
そういう言語の上での時間の概念の不思議さがある一方で、この映画の
表現が(原作もそうでした。娘に!語り掛ける・・・)採っている「見
せている時間」はどうなんだよ、行ったり来たりしているようだが、そ
の通りのものなのかどうかという問題が・・・
 
わかりもせんくせに、つい書きすぎます。
 
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アイスランドのキーボーディストで作曲家、ヨハン・ヨハンソンの音楽、
しっかり聞こえました。先に聴いたCDの通りでした。
でも、かなり重要そうな部分が、本編中でなくエンドロール中に聞こえ
た気がしましたました。ありがちなことではありますが。
一応ちゃんとしたオーケストラを使ってはいるものの、印象はほとんど
電子音で、アコースティックなんてあったっけ?という感じ。確かにあ
りましたけどね。
 

 

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