20201124(了) |
映画『残された者 ― 北の極地』
ジョー・ペナ監督//マッツ・ミケルセン |
音楽;ジョセフ・トラパニーズ |
2018年製作/97分/アイスランド/原題:Arctic |
<★★★☆> |
北極圏のどこか。雪に覆われた広大な「陸地」があるので、島じゃない ように思われる。 |
とすると副題に「極地」とあるのは正しんだろうか。
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二人乗り飛行機が不時着して、一人生き残った男が、飛行機の残骸をね |
ぐらに、白い世界でルーティーンをこなしつつ助けが来るのを待ってい る。 |
探索・魚釣り・救難信号発信。そこへ、ヘリコプターが見つけてやって |
来てくれるのだが、運悪くそのヘリも風にあおられて墜落。一人は死に、 |
一人は半死半生状態の女。女を助けなければということもあろうが、地 |
図も得たので、熟考のすえ、もっと北の基地のある所へ向かうことを決 心する。 |
生きているだけに近い女を連れて(そりに乗せて曳いて)の、過酷な道 |
行。それが大半という、シチュエイションドラマ。 |
寒そう、なんてもんじゃない。ようやるわ、というお話。 |
ルーティーンをこなしている間こそ、落ち着いて観ていられるんですが、 |
そのままってことはないよなと思っていたら、案の定で、息苦しくなっ |
てしまうような、なんともシンドイ道行。 |
カミサン、「アア、アカンワ、息苦シクテ・・・」と言って、観るのを |
やめるのか思ったら、スマホを置いて真面目に観始めた。 |
ま、そんな感じです、最後まで。 |
音楽はね、ヨハン・ヨハンソンに似た音色がちらちら混ざるなあと思い |
つつ観ていたのですが、当然ヨハンソンはもう亡くなってしまっている |
わけですから、別人・・・ |
でもアイスランド映画だったんですよね。ならばヨハンソンを想起した |
のも、なにか通じるものがあったからなんじゃないか・・・ 偶然かな。 |