休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ワタシャ寒いのはほんとうに苦手です・・・

20201124(了)

映画『残された者 ― 北の極地』

  ジョー・ペナ監督//マッツ・ミケルセン
  音楽;ジョセフ・トラパニーズ
  2018年製作/97分/アイスランド/原題:Arctic
  <★★★☆>

f:id:kikuy1113:20201204000352j:plain

北極圏のどこか。雪に覆われた広大な「陸地」があるので、島じゃない

ように思われる。

とすると副題に「極地」とあるのは正しんだろうか。

 

二人乗り飛行機が不時着して、一人生き残った男が、飛行機の残骸をね

ぐらに、白い世界でルーティーンをこなしつつ助けが来るのを待ってい

る。

探索・魚釣り・救難信号発信。そこへ、ヘリコプターが見つけてやって
来てくれるのだが、運悪くそのヘリも風にあおられて墜落。一人は死に、
一人は半死半生状態の女。女を助けなければということもあろうが、地

図も得たので、熟考のすえ、もっと北の基地のある所へ向かうことを決

心する。

生きているだけに近い女を連れて(そりに乗せて曳いて)の、過酷な道
行。それが大半という、シチュエイションドラマ。
 
寒そう、なんてもんじゃない。ようやるわ、というお話。
ルーティーンをこなしている間こそ、落ち着いて観ていられるんですが、
そのままってことはないよなと思っていたら、案の定で、息苦しくなっ
てしまうような、なんともシンドイ道行。
カミサン、「アア、アカンワ、息苦シクテ・・・」と言って、観るのを
やめるのか思ったら、スマホを置いて真面目に観始めた。
ま、そんな感じです、最後まで。
 
音楽はね、ヨハン・ヨハンソンに似た音色がちらちら混ざるなあと思い
つつ観ていたのですが、当然ヨハンソンはもう亡くなってしまっている
わけですから、別人・・・
でもアイスランド映画だったんですよね。ならばヨハンソンを想起した
のも、なにか通じるものがあったからなんじゃないか・・・ 偶然かな。