休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

エル=コーリー/管弦楽作品集

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20150411(了)
エル=コーリー/管弦楽作品集
Bechara EL-KHOURY(b.1957):Orchestral Works
(1)交響曲ベイルートの廃墟」 Op.37  (1985) 28:32
  ①Drammatico 12:03  ②Misterioso 3:35
  ③Poetico     4:50  ④Tragique  8:04
(2)交響的瞑想曲「異国の丘」 Op.53 (1993)
  ⑤ 11:02
(3)黄昏のハーモニー Op.55 (1995)
  ⑥ 12:38
(4)交響詩 第4番「雲のワイン」 Op.59 (1997)
  ⑦ 11:34
  ウラディーミル・シレンコ指揮/ウクライナ国立交響楽団
  録音:2002年2月3月、ウクライナ、キエフ、ウクライナ放送グランド・コンサート・
    スタジオ
  2003年/CD/現代音楽/管弦楽/63:49/NAXOS/Net中古
  <★★>
(帯紹介文) 20世紀後半の世界史に暗い影を落としたレバノン内戦。
その惨禍を音楽化したのがベイルートに生まれたエル=コーリー。キ
リスト教信仰をベースとするヒューマニズムを表現する彼の作品の中
でも交響曲ベイルートの廃墟」は、紛れも無く最も野心的で、全編が
陰鬱な表情で満たされていますが、曲は一条の光を見出して終止し
ます。当盤は暗闇一色ではなく、彼のオーケストレーション金管
打楽器の多用による華麗さも特徴の一つで、その側面が発揮された
5から7の3曲は、理屈抜きに楽しめるでしょう。⑥はフランスの名指揮
者ピエール・デルヴォーの思い出に作曲されたものです。
今度はレバノン。先日のイラン人作曲家ヴァリの活躍の場が米国だっ
たのに対し、この方の活躍の場はフランスのよう。紹介文のデルヴォ
ーの名がなつかしい。
残念ながらこのアルバムの音楽は、ワタシにはダメだった。
西洋のいわゆるクラシック音楽に技法的に沿ったものではあるんだけ
れど、ワタシには楽しいとか興味深いとか感じさせてくれるものがな
にもなかった。逆に少々困ったのがサウンドの野暮ったさ。
西洋音楽のテクニックと民族色やいろんな主張部分とが馴染んでい
ないというか、、、なんだかそれ以前という感じ。
違った見方、あるような気もするけど。