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| 2006年版 「このミス」 第4位 |
| ミステリチャンネル「闘うベストテン2005」 第2位 |
| 《週刊文春ミステリーベスト10》第3位 |
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| (ネット解説) 雨降る夜に、瀕死の女をひろった男。友達もできず顔も醜い孤独な男 |
| は決意する。おれやる、全部やる…。「自分がいままで書いた短篇の中でももっと |
| も力強い作品」と著者みずからが語る表題作「輝く断片」、スタージョン・ミステリの |
| 最高傑作「マエストロを殺せ」、先駆的なサイコサスペンス「君微笑めば」ほか、高 |
| 密度なミステリを5篇、さらに彩り豊かなオードブルとして、コメディ調ファンタジー |
| 「取り替え子」、奇妙な味の「ミドリザルとの情事」、愛すべき「旅する巌」の3篇を |
| とりそろえた名作の饗宴。 |
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| SF系や‘奇妙な味’系の短編集はいろいろ読んだことがあるが、読んだことがなく |
| て少し残念だと思っていた作家が何人かいて、スタージョンもその一人だった。 |
| 長編「人間以上」も含め、スタージョンを読むのは多分初めて。‘このミス’の海外 |
| 編で4位に入った時に、こりゃあいつか読まなきゃと思い、長い間中古屋で気にし |
| 続けていたら、やっと見つけたというもの。でももう一年近くもツンドクになっていた。 |
| ‘奇妙な味’よりもう少しヘンテコで、「奇想コレクション」という括りはピッタリ。 |
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| 初めに⑧を先に読んで、戻って①から順に取りかかった。 |
| ①②③はオードブルと書かれているものの、ヒネクレ度、芯の外し方に猛烈な特 |
| 色があるとでもいう感じ。ワタシの理解力は青息吐息・・・ |
| ユーモア系の①には何とか付いて行ったが、②③はジャンルSFだそうで、 ③は |
| 大森氏によれば、中では最もストレートなSF短編とある。確かに結果はSFではあ |
| るけれど、‘ストレート’に拘るなら、どこがストレートなのだろう。 まあなんとも奇 |
| 天烈なわかり方で、「え?あのような会話は冗談じゃなかった? SFやったんか |
| ・・・」となる。 |
| さて上記の後がメインディッシュ。 |
| ④ 高慢ちきな「オレ」と優しく少し頭がトロく気弱な感じのヘンリーとの再会が迎 |
| える奇妙な結末(ほとんど仰天・・・ちょっと予想は付くけど)。これ若干のSF要素 |
| を含むミステリ、なのか? 辟易サイコ炸裂。 |
| 以下は広義のミステリだって。 |
| ⑤ニュースに拘り始めた男が変調をきたす。その結果・・・ おお何とかついて行 |
| けたぞ! |
| ⑥音楽がらみの犯罪で、音楽のジャンルが結局よくわからなかった。これが進む |
| 方向は意外にも哀しいもの。 |
| ⑦奇妙に守られ続ける、とでもいうような男の話。わかりやすかった。余韻あり! |
| ⑧カジモドみたいで少し知恵おくれのような男と捨てられて深手を負っている女。 |
| 男が必死に治療する・・・ これだって、いわばサイコものだろう。優しさ余って・・・ |
| 読後、妙に引きずる。著者の自信作らしい。 |
| “おれやる、全部やる……” | | | いやはや、なんとも変な作家・・・ 説明するのは難しワ。 | | 再評価著しく、「アメリカ文学史上最高の短編作家」と評されるんだそうな。 | | | ワタクシメの感性の狭さを棚に上げて書くのもナンなんだけど、、、 | | ‘普通’の小説では飽き足らなくなったスレッカラシが、「おっと、こいつは・・・」と | | 入り込んでいく異形とでもいうべき小説世界、という感じです。 | | わけの分からないものは、たしかにSFで括ってあったっけ。W・ギブソンとかさあ。 | | その意味でSF。 | | このシリーズの中にもう一冊ある短編集『不思議のひと触れ』のほうはむしろ、い | | ろんなタイプのものの寄せ集めで、こっちのほうがより一般的なんだって。 | | (信用出来ねえ!) | | 50年60年以上前の作品。ブラッドベリ、フレドリック・ブラウン、シェクリーなどの | | ようなものだけでは馴れを培うことができないジャンルでもって、若いうちに読ん | | どかなきゃならないものだったのかもね。 | | あるいは単純に読み取る力が衰えてきているのか・・・。 |
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