20141228(了) |
ワイスゴール/ロシュ・ハシャナのための儀式 他 |
HUGO WEISGALL(1912-97):T'KIATOT |
(American Classics/Milken Archive of American Jewish Music) |
(1)T'KIATOT:ロシュ・ハシャナのための儀式(1986) |
①神の絶対的な王座 10:30 |
②記憶 8:02 |
③ショファルの音 7:01 |
ジェラード・シュウォーツ指揮/シアトル交響楽団/ |
スティーヴン・A・オヴィツキー(ショファル) |
録音:1998年6月、シアトル、ベナロヤ・ホール |
(2)遠く離れた鳩の賛美歌(1992) |
④前奏曲: 私の恋人が呼んだ 1:20 |
⑤寒い日々は過ぎた 2:22 |
⑥前奏曲: 鳩は仲間を知っている 2:29 |
⑦遠く離れた鳩 3:59 |
⑧悲歌 1:36 |
⑨前奏曲: 鳥たちはもがく 2:48 |
⑩我が父、我が父 4:08 |
アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ)/クリステン・オカーランド(ピアノ) |
録音:2000年12月、ウィーン、Hey-Uスタジオ |
(3)4つの合唱練習曲(1960) |
⑪私が喋る言葉が 1:53 |
⑫主を賛美せよ 1:56 |
⑬イスラエルがエジプトから 1:58 |
⑭美しい賛美が神には相応しい 2:02 |
BBCシンガーズ/指揮アヴナー・イタイ |
録音:1999年11月、ロンドン、セント・ポールズ教会 |
(4)東方の庭園(1952) |
⑮幻想曲 4:58 |
⑯スケルツォ 4:09 |
⑰自由な変奏曲 6:28 |
ホルヘ・メスター指揮/バルセロナ交響楽団&カタロニア国立管弦楽団/ |
フィリス・ブリン=ジュルソン(ソプラノ) |
録音:1999年7月、バルセロナ、サント・クーガト文化センター |
CD/2005年/現代音楽/NAXOS/輸入/中古 Tot.68:03 |
<★★☆> |
(帯) モラヴィア(現チェコ)生まれのワイスゴールは幼時からユダヤ教会堂の聖歌 |
隊に参加、出発点から声楽曲に親しみました。少年時に家族とアメリカに移住した |
後は、合唱指揮者として経験を積み、作曲家としても活躍。ユダヤ人としてのアイデ |
ンティティーを示す作品を多く残し、オペラや規模の大きな歌曲の分野では、アメリ |
カの最も重要な作曲家の一人と位置づけられています。声楽曲ではありませんが |
「ロシュ・ハシャナのための儀式」はウィーン楽派の音楽を吸収した成果も示し、輝 |
かしいシンフォニックな傑作と言えるでしょう。得意の歌曲における音楽の密度の |
濃さはさすがで、管弦楽付き歌曲「東方の庭園」は作曲者が自分の最も美しい曲 |
と述べたものです。 |
とまあ、わけのわからないものを仕入れてみました。 |
ベースはユダヤ教。 |
(1)ちょっと不安というより‘不安定’な感じのする音楽で、楽しいというものでもあ |
りませんが、浸っておれるとでも言いましょうか。 |
(2)ピアノ伴奏の歌であることに変わりはなくて、間違いなくワタシの苦手な演奏 |
形態ですが、音楽の新しさで、さほど抵抗感覚えず。 |
(3)特に感興を呼び起こされず。 |
(4)後期ロマン派~ノイエ・ザッハリッヒカイトふうな音楽で、抵抗なく聴けました。 |
特にオーケストラ部分はなかなかかっこいい。 |
まあ、やはりかなり変わった臭みがある音楽だよね。
たとえば、水炊きで豚肉を食って舌鼓をうっていたところへ、イノシシの肉を入れ
たみたいな・・・
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マーラーがユダヤ系だというのとは結構違う気がする。 |
ワタシは(1)と(4)だけでいいな。 |