休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

「カレシ」

1/2(金)※
娘が正月の二日に「カレシ」を連れてきた。これまでうすぼんやりと
しか、その存在を知らされていなかった。
‘カレシ’というのは語尾を若干あげるヤツだ。
驚いた。
娘はもう30は超えているのだから、家庭を持つ気があるなら、結婚
話なんぞがあるほうがいいとは思っている。
そして父親としては、息子とは違って、ことが娘の場合、相手がどん
なヤツなんだ、‘許せるヤツなのかどうか!’という、不思議と選ぶ意
識が働く。・・・と思っているのだが、どうもこっちも動転していて、どん
なヤツなんだか結局よくわからなかった。
(チキショー)
長い付き合いをしてきているにもかかわらず、結婚の同意を求める
つもりは、今回はないようだった。
とはいえ両親、祖母、兄弟、叔母、叔父&アルマ(犬)などが集まって
いる場に飛び込んで来たんだから、言いにくかったってこともありうる。
あるいは、長い間カレシをやってきたんだよということだけを言いに
来たのか? そうじゃないよな。やっぱり結婚の前段階までは行って
おこうという意図はあったんだよな、きっと。納得とまではいかないに
しても、それなら意味づけとしては分かる。
あるいは “結婚は考えていないが、カレシとカノジョという関係は今
までやってきたし、これからもやっていくつもりなんですよ、オトウサ
サン!?オカアサン!?”  という宣言だけはしておこうよ・・・
うーん。
カレシの妙にハイテンションな喋りや娘が顔を赤らめていたことを思
い返す・・・
以前はともかく、今二人は‘遠距離’なのだ。
たった一日しかない正月休みに、カレシを説得して親のところに連れ
てきたんだ。
いくらカミサンにカレシがいるなら連れて来いと言われたからったって、
自分にもカレシくらいいるってことを知らしめるためだけに、連れて来
るかよ・・・  (じゃない?)
オレがカレシだったら、行かねえな。アメリカ映画じゃないっつーの。
 
 
サプライズだった。
カミサンとオレはほとんど喋らず、妹がノリノリでやたらと質問を投げ
つけていた。
正味たったの30分ほどだったか。
意識したんだ、しょうがなく。だから喋れなかった・・・
30分は短すぎだって。