休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

叔母から

1/4(日)
(オフクロ)教会は予定通り行けた。
お迎え時、教会員の爺さんたちが、クリスマス期間の飾りの照明をえっちら
おっちら取り外していた。
丸亀製麺で昼食。
話題の書籍「21世紀の資本」をものして日本でも一躍有名人になった経済
学者トマ・ピケティさんへのインタヴューが朝日新聞1月1日付で。やっと目を
通す。
 ‘失われた平等を求めて’――オピニオン
   競争がすべて?ばかばかしい/平等と資本主義、矛盾しない
   国境越え、税制上の公正を/私は楽観主義。解決信じる
   民間資産への累進課税/日本こそ徹底しやすい
以上が見出し。
このインタヴューが本(みすず書房)の要約になっているのだろうか。高い本
なんで、読む気が失せるけれど、がっかりしたわけじゃない。とてもわかりい
いオピニオンで、いいことおっしゃってる。借りても読むのに1ヶ月以上かかっ
てしまうぞ。
不平等の拡大を歴史データを分析して書かれた本で、経済の本である以上
に政治の歴史の本という言い方ができるとのこと。
累進課税に拘っておられ、賛成。読めればいいなあ。
1/5(月)
今朝からカミサンは出勤始め。
自分の朝食が終わり、顔を洗い、小鳥の餌が終わってもオフクロまだ起きて
こない。10時を回ったところで起こしに行く。よく寝たという。
その時、電話。
知らない携帯の番号。とれば、なんと横浜/鴨居の叔母。
長らく務めた会社時代は、つまり叔父が生きていたころは、時々行ってはお呼
ばれになり、話を聞き、泊まらせてもらったもんだが、もう行かなくなって相当
経ってしまった。子供がいなかったのでやたら歓待された。他の叔父も呼んで
呑みに行ったり、ゴルフに行ったり・・・亡くなる前に初めて、長崎での被爆
験をぼそぼそ話してくれたり。思い出が多い。
オフクロよりオレのほうがよほど親しかったことになるのだな。
叔母は今年80歳、一人暮らしが長くなった。
パーキンソン病で、手足が震え、やる気も生きる意欲も削がれたが、今は周り
のかた(ご近所のことだろう)の助けも得て、食事もちゃんと摂り、ほとんど毎
日のように近くの整形関係の病院に自力でリハビリ的通院をしている。薬によ
り肝臓に影響が出てはいるが、病状は安定している。
住まいが丘陵地帯で、坂が本当にすごいので、あの上り下りができているな
ら、まだ元気はあるんだと安心。喋る声もしゃんとしていた。
電話をオフクロと交代。
クリスマス・カードのことから始まって、お話のやり直し・・・
別の浦和の叔母の話も出たようで、サルコイドーシスという難病が肺を中心
に進行中だが、まだ生きているそうな。(ま、そりゃそうだ、亡くなったら連絡
ぐらいは来るわけだし。) 自然寛解しなかったのは年齢のせいか。
  ※年寄りになりきれていないワタクシメの、でもやっぱり年寄りくさい内容・・・
 
   考えるまでもない。父方、母方のワタシから見て叔父叔母というジイサン、
   バアサンのクラスについて言えば、かなりの人数がいたのだが、男はみご

   と完璧に身罷っていて、残っているのは女ばかり。   

   “男から早く解放され、自由の身になって、好きなことに時間を費やすの
   がよろしい。それを女の大きな楽しみと言わずして、なんと言う!”
   という統計的真実はちゃんと成就している。
 

   男にだらだら長生きされた日にゃあ、災難もいいところで、世話に明け暮
   れて、自由な時間が減っていくのをイライラと我慢しなきゃならない。
   そのうち女だってくたびれてしまう。
   男はさっさと退出するのが、生物学的には勿論、社会的にも正しい・・・
 
   しかしねえ、草食系と言われるオスは、どうなんだろうねえ。
   ひょっとすると‘新人類’だったりして・・・、“データがありません!”とかさ。
   ワタシのやりがちな脱線の方向です。