20141112(了) |
ギャヴィン・フッド監督/映画『ツォツィ』 TSOTSI |
プレスリー・チュエニアハエ/テリー・ベート/ケネス・ンコースィ |
原作;アソル・フガード |
2005年/英・南アフリカ映/95分/DVDレンタル |
<★★★☆> |
映画、観始めると続けて観ちゃうところがあります。 |
今回は米英ものでなく、ちょっと真面目に外国語。 |
(WIKI) 原作での時代設定は1960年代だったが、映画では現代へ移している。 |
アパルトヘイト廃止から10数年経った今もなお残る差別や格差社会に苦しむス |
ラム街のツォツィ(南部ソト語で「チンピラ」を意味するスラング)と呼ばれる主人 |
公。そのツォツィがある出来事を契機に人間性を取り戻していく過程を描く。 |
第78回アカデミー賞の外国語映画賞受賞作品。 |
「善き人のためのソナタ」「ブラックブック」の頃だったんだ、思い出した。 |
言語;ズールー語、コサ語、アフリカーンス語、英語 |
と、言葉がこれだけ出て来るらしいが、聞いているとフィリピンとかインドネシアと |
か、そのへんのイメージだった。アフリカっぽくない。調べると、ふーん、やっぱり |
舞台はアフリカ(南アフリカ)。ヨハネスブルグの旧黒人居住区ソウェト。 |
これ書いてしまうといけないのかもしれないが、、、 |
仲間とつるんでひどいことをして回るチンピラなんだが、ある時、盗んで逃げてし |
まった車の中に赤子が乗っていた。それを、何を思ったか、彼は連れ帰ってしま |
い、あろうことか育ててみようとする。その「何を思ったか」がミソ。 |
基本的には人種差別や特に貧困が、ドカーッとばかりに覆っている世界なもん |
だから、みんなそのせいにできてしまうんだけれどね。 |
観ていると始めの殺伐にもかかわらず、だんだん入り込んでしまい、結末では、 |
祈るような気持ちにさせられる。 |
印象、悪くなかったですね。
ただしポスター写真のようなシーンはなかったと思う。あくまで宣伝用でしょう。
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それと、音楽はそこここでラップが出て来るんで、興味なし。 |