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朝日新聞の別紙GLOBEでかなり前に紹介されていて、評価によるという |
より、題材的なことで敬遠していたんだが、急に観てみようと思い立って。 |
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ヘブライ語。 |
イスラエルとドイツの合作というのも独特なんじゃない?
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主な場所は老人ホーム。主役夫婦の部屋は、二人だからだろうか、か |
なり広い。オフクロのワンルームとは大違い。客も呼べるし料理もでき |
る。
この旦那さんのほうはいろんなものを発明するのが趣味で、あるきっか
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けから、やむにやまれず‘安楽死の装置’をこしらえる。 |
のっけから、今にも最期を迎えんとする老人を見せられるが、でも全体 |
を通してユーモアと優しさがいっぱい。 |
とはいえ、この映画の中心にあるのは安楽死という厄介な主題。 |
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安楽死は民間人がやって責任を負うことができるようなもんじゃなく、い |
ろいろとむずかしい問題に直面する。関係者~仲間と侃々諤々。 |
関係者が(死んじゃった人まで)歌うシーンがあって、ちょっと驚いた。 |
まあ、歌詞は意味深なものながら、これもユーモアかな。 |
中心の夫婦の旦那さんのほうも心臓が怪しいが、それより彼の奥さん |
の認知症の症状が進んでいくのも、メインのストーリーの一つで、その |
すぐ脇にも安楽死(願望)はへばりつくように優しい旦那とともに寄り添 |
っている。 |
心配した‘つらさ’は上手に緩めてある。 |
出演しているのは老いているとはいえちゃんとした役者さんだと思う。全 |
員演技がうまい。うますぎるくらい。‘その辺’があるせいか、意図的演出
なんだろうか、むしろ後者だと思う、老いの諸相にリアルさはない。この
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映画の狙いはリアリズムじゃないということなんでしょう・・・
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書きすぎました。お許しあれ。 |
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