<映画.com解説から> ロバート・C・オブライエンのSFサスペンス小説「死の |
影の谷間」を・・・映画化。核戦争により死の灰に覆われた世界。アン・バーデ |
ンは放射能汚染を免れた小さな谷で愛犬とともに暮らしている。ある日、彼女 |
は宇宙服のような防護服を着たジョンと遭遇する。ジョンは汚染された滝壺で |
水浴びをして体調を崩してしまうが、アンの救護によって一命を取り留める。2 |
人は自然な流れで共同生活をスタートさせ、互いの距離を縮めていった。しか |
し、もう1人の生存者であるケイレブが2人の前に現れたことからその生活は |
一変していく・・・ |
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SFのコーナーにあったもの。 |
ジャケットの裏のあらすじをざっと読んで、これは想像のつくシチュエーション |
ドラマなんじゃないかと思ったものの、観る気になって・・・ |
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確かにSF的シチュエーションでした。 |
放射能汚染で人間は絶望的状況らしい。なのにこの谷は万に一つの僥倖に |
よって汚染から免れている。どんどん人が外へ出て行ってしまい、最後には |
主人公の弟までも出て行ってしまって戻らない。 |
居残っていた女性は牧師の娘で、父親の薫陶を得て、ひとりぼっちながらけ |
っこう厳格に生きてきているが、萎える寸前。もう大人だし、この先のことも |
考えてしまう。 |
そこへ上記解説のように男が現れる。そしてまた一人・・・ |
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予想通りのこの三角関係のようなものは妙に古臭かった。このままじゃない |
だろう、いったいどう捻ってくれるんだろうと期待しました。 |
結論は・・・捻ってはいたけれど、良くも悪くもあまり独創的ではなかったです |
ね、ワタシには。(たった3人の出演者で普遍も意識させるから、舞台にかけ |
られるんじゃないかとも思うも、それもなんだか難しそう・・・) |
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お父さんが作ったという小さい礼拝堂に、小さいオルガンが置いてある。 |
それを主人公アンが弾く。その曲は、この映画全体の主題メロディと重なっ |
ている。寂しく物憂げな調子のもので、映画のトーンに一応合っているみた |
いでしたが、素敵と言えるものではなかったですね。映画でもTVドラマでも |
こういうことが時折ありますが、それがいかに不自然か、ヘンテコリンか、、、 |
気にならないのかなぁ。ワタシはダメだよ。 |