休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『死の谷間』

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20190515(了)
映画『死の谷間』 Z for Zachariah
  クレイグ・ゾベル監督//マーゴット・ロビー/キウェテル・イジョフォー/
                 クリス・パイン
  音楽;ヘザー・マッキントッシュ
  2015年/アイスランド・スイス・アメリカ合作/DVD/レンタル/98分
  <★★☆>

<映画.com解説から> ロバート・C・オブライエンのSFサスペンス小説「死の
影の谷間」を・・・映画化。核戦争により死の灰に覆われた世界。アン・バーデ
ンは放射能汚染を免れた小さな谷で愛犬とともに暮らしている。ある日、彼女
は宇宙服のような防護服を着たジョンと遭遇する。ジョンは汚染された滝壺で
水浴びをして体調を崩してしまうが、アンの救護によって一命を取り留める。2
人は自然な流れで共同生活をスタートさせ、互いの距離を縮めていった。しか
し、もう1人の生存者であるケイレブが2人の前に現れたことからその生活は
一変していく・・・
SFのコーナーにあったもの。
ジャケットの裏のあらすじをざっと読んで、これは想像のつくシチュエーション
ドラマなんじゃないかと思ったものの、観る気になって・・・

確かにSF的シチュエーションでした。
放射能汚染で人間は絶望的状況らしい。なのにこの谷は万に一つの僥倖に
よって汚染から免れている。どんどん人が外へ出て行ってしまい、最後には
主人公の弟までも出て行ってしまって戻らない。
居残っていた女性は牧師の娘で、父親の薫陶を得て、ひとりぼっちながらけ
っこう厳格に生きてきているが、萎える寸前。もう大人だし、この先のことも
考えてしまう。
そこへ上記解説のように男が現れる。そしてまた一人・・・

予想通りのこの三角関係のようなものは妙に古臭かった。このままじゃない
だろう、いったいどう捻ってくれるんだろうと期待しました。
結論は・・・捻ってはいたけれど、良くも悪くもあまり独創的ではなかったです
ね、ワタシには。(たった3人の出演者で普遍も意識させるから、舞台にかけ
られるんじゃないかとも思うも、それもなんだか難しそう・・・)

お父さんが作ったという小さい礼拝堂に、小さいオルガンが置いてある。
それを主人公アンが弾く。その曲は、この映画全体の主題メロディと重なっ
ている。寂しく物憂げな調子のもので、映画のトーンに一応合っているみた
いでしたが、素敵と言えるものではなかったですね。映画でもTVドラマでも
こういうことが時折ありますが、それがいかに不自然か、ヘンテコリンか、、、
気にならないのかなぁ。ワタシはダメだよ。