休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

サントラ「太陽が知っている」他

イメージ 1
20140304
ミシェル・ルグラン/太陽が知っている オリジナル・サウンドトラック
 (1)太陽が知っている(1968) 1-12
   LA PISCINE/日本公開1969・4/仏&伊/監督ジャック・ドレー/
   アラン・ドロン/ロミー・シュナイダー/モーリス・ロネ/ジェーン・バーキン
 (2)パリから来た殺し屋(1972) 13-15
   UN HOMME EST MORT/日本TV放映/仏&伊/監督ジャック・ドレー/
   ジャン=ルイ・トランティニアン/アン・マーグレット/アンジー・ディッキンソン/
   ロイ・シャイダー/ジョージア・エンジェル
 (3)水の中の小さな太陽(1971) 16-22
   UN PEU DE SOLEIL DANS L'EAU FROID/日本公開1973・3/
   ビデオ発売時タイトル:悲しみよこんにちは/仏/監督ジャック・ドレー/
   クローディーヌ・オージェ/マルク・ポレル/ベルナール・フレッソン/バーバラ・バック/
   ジェラール・ドパルデュー
   2008年/CD/映画音楽/EmArcy/ユニバーサル/邦盤/中古
   <★★☆>
ジャック・ドレー監督とルグランのコラボレーションを集めてある。映画自体は忘
れられているに近いそうな。フランス映画に無案内なワタシ、いずれも未鑑賞。
ジャズ系はグッドです。問題はそれ以外。オーケストラはストリングスが少だけ。
(1)ポップスが挟まっているのはしょうがないが、ムードが変わり過ぎてスコアのア
ルバムには向かない。スキャットはルグラン自身とお姉さんが務めていて、まあま
あ。元スウィングル・シンガーズと言われる方々のスキャットも加わる。これもまあ
まあ。ジャズコンボにはときおりステファン・グラッペリのヴァイオリンが絡む。ハー
プシコード、ハープなども入る。「思い出の夏」のあの知られた曲にすっと入って行
きそうなメロディーもある。
(2)の一曲目はロック系ビートルズの知られた曲(カム・トゥゲザー?)のベースの音
型とか。二曲目はオルガンでしんみり、三曲目はかなりエロっぽい。舞台が米国
であるためか、キャストが立派。
(3)上記と同じで、映画を観てみなければわからない。一曲目の歌詞は、原作者
サガンが飲み食いしながら20分ほどでチョイチョイと作っちゃったんだそうな。
てなことです。メロディーには素敵なものがいろいろあるし、時にはいいスコアも
聴けて、センスのいいところは感じるものの、ワタシの好きでないタイプのポップ
スや居心地がよくないスキャットなどで、アルバムとしての印象がどうも上がらな
い。
1968年の超人気作『華麗なる賭け』でオスカーの作曲賞(主題曲のほうかな)を
獲得していた。映画も音楽(スコアも歌も)も強烈に覚えています。その直後とし
ては、、、ルグランさん、気が大きくなって結構冒険をしたのかも。
映画はともかく、音楽のほうはしっかり残ったとライナーにある。
そうですか。