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20190507(了) |
映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 Manchester by the Sea |
ケネス・ロナーガン監督//ケイシー・アフレック/ミシェル・ウィリアムズ/ |
カイル・チャンドラー/ルーカス・ヘッジズ/ |
2016年/米映/137分/DVDレンタル |
<★★★△>
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〈映画.com解説から〉 心を閉ざして孤独に生きる男が、兄の死をきっかけに |
故郷に戻り、甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合っていく姿を描いたヒュ |
ーマンドラマ。・・・ アメリカ、ボストン郊外で便利屋として生計を立てるリーは、 |
兄ジョーの訃報を受けて故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻る。遺言で |
ジョーの16歳の息子パトリックの後見人を任されたリーだったが、故郷の町に |
留まることはリーにとって忘れられない過去の悲劇と向き合うことでもあった。 |
主役と脚本でオスカーを獲った、評価の高かった作品。 |
どうも暗そうで、観るの、延ばし延ばししてきたんですけどね、、、 |
どういう映画なのかやっとわかりました。 |
「こっぴどい悲劇によって壊れた心の再生」 |
時間が解決してくれるかどうかなんて、わかったもんじゃない。これがいかに |
大変なものか。 |
ニューイングランドの寒々とした景色の中、死んだような心の持ち主にも様々 |
なことが起き、時に鬱屈故の爆発もあったりするものの、必然のように過去 |
のさまざまなシーンが回想されたりしつつ、徐々に徐々に気持ちの通じ合い |
という魔法が効能を発揮し始め、心の穴倉の奥のほうにも沁み込んでいく。 |
その過程のおはなし。 |
たいへんなつらさも、そのほぐれ具合も、とても自然でわかりやすかったです |
ね。 |
それにしては★数が少ないんじゃないかと言われそうだが、まあこれは好み |
の問題ですから。 |
音楽はほぼソースミュージック。残念ながら‛ドラマティック・アンダースコア’
じゃなかった。
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クラシックも使われていて、ヘンデルの「メサイア」から複数曲、アルビノーニ |
の有名曲や器楽曲。マスネーのものなど。正直言ってたいそうつまらなかっ |
た。 |
ポップス系はもともと興味が乏しい。エリントンの曲をエラ・フィッツジェラルド |
が歌っているのにはっとしたぐらいだったんじゃないかな、音楽でマシだなと |
思えたのはこれのみ。 |