| (帯紹介文) ベリオの最高傑作《シンフォニア》は、マーラーの交響曲を |
| はじめとする様々な音楽とテキストの断片による巨大なコラージュ作品。 |
| 1968年ニューヨーク・フィルにより委嘱初演され、その翌年加筆初演さ |
| れた・・・ |
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| (1)Sinfonia |
| 第一部 - フランス語。レヴィ=ストロースの『生のものと、料理されたもの』から引用。 |
| 第二部 - O Kingの副題。キング牧師の名前を歌詞の素材として使用。 |
| 第三部 - マーラーの交響曲第2番第三楽章を元に多種多様な曲をコラージュした。 |
| 第四部 - 第一部の歌詞を抜粋。第二部と対になっている。 |
| 第五部 - 第一部から第四部までを再構成。 |
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| オケの音色など、とても魅力的ですが、ニュー・スウィングル・シンガーズを |
| 使った声(歌)の部分がどうしてもワタシには‘小うるさい’。特に歌詞なり言 |
| 葉なりがはっきり聞こえる第3部。言葉を意識させないところはすぐに慣れ |
| て、単に音として聴ける。 |
| オーケストラ部分や第三部以外は、率直に言って非常に魅力的で楽しい。 |
| 第三部だって聴き慣れたんだけどね、でもこれは繰り返して聴いて平気と |
| いうわけにはいかないナ。 |
| ベリオの最高傑作だそうな。コラージュって普通傑作扱いする?クラシック |
| 音楽なんて、結局のところそういう扱いを受けることもありうるということで |
| しょう。それはしょうがない。ともあれ、ワタシにはこの曲はどこが傑作なの |
| かわかりません。しかも、もう真似はしにくい・・・ |
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| (2)Eindrücke |
| こっちはオケのみ。 |
| 言葉は‘圧縮’とか‘圧縮されたもの’とか、その関連で‘心の中に押しつけ |
| られた印象’とかの意。 |
| 日本語の解説には、意味のないことしか書いていない。‘聴衆には歩み寄り |
| を強いない・・・’だってさ。もっと気が利いた言葉を探してくれよ! |
| いわば、なんということのない曲なんだけれど、ワタクシメはこの曲のほうが |
| 親しめました。 |
| 映画でよく似た音楽を聴いた気がする。なかなか思い出せませんで・・・しば |
| らーくたってからこれではなかったかと。『猿の惑星』、一番最初のやつです。 |
| はじめからヘストンが捕まるまでの間に、こういうのも鳴っていたような記憶 |
| がある。確認するのはちょいと恐い。ともあれ、好きな映画音楽作曲家、ジェ |
| リー・ゴールドスミス(上記『猿の惑星』もそう)やジェリー・フィールディングが |
| たびたび使っていたサウンドに近い気がする。彼らが参考にした可能性はあ |
| るかもね・・・ |