休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ベリオ/シンフォニア

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20190303(了)
ベリオ Luciano BERIO(1925-2003);
(1)シンフォニア ――8つの声と管弦楽のための
 ①第1部 6:15  ②第2部 O King 4:58
 ③第3部 In ruhig fliessender Bewegung 12:26
 ④第4部 3:23  ⑤第5部 7:08
(2)アインドゥリュッケ ⑥ 10:13
  ピエール・ブーレーズ指揮/フランス国立管弦楽団
  ニュー・スウィングル・シンガーズ ①-⑤
  レジ・パスキエ(ヴァイオリン) ①-⑤
  録音:1984年4月①-⑤、1981年7月⑥、パリ Tot.44:43
  2002年/CD/現代音楽/ERATO/WMJ/邦盤/中古
  (1)<★★★☆> (2)<★★★★>

(帯紹介文) ベリオの最高傑作《シンフォニア》は、マーラー交響曲
はじめとする様々な音楽とテキストの断片による巨大なコラージュ作品。
1968年ニューヨーク・フィルにより委嘱初演され、その翌年加筆初演さ
れた・・・

(1)Sinfonia
第一部 - フランス語。レヴィ=ストロースの『生のものと、料理されたもの』から引用。
第二部 - O Kingの副題。キング牧師の名前を歌詞の素材として使用。
第三部 - マーラー交響曲第2番第三楽章を元に多種多様な曲をコラージュした。
第四部 - 第一部の歌詞を抜粋。第二部と対になっている。
第五部 - 第一部から第四部までを再構成。
オケの音色など、とても魅力的ですが、ニュー・スウィングル・シンガーズを
使った声(歌)の部分がどうしてもワタシには‘小うるさい’。特に歌詞なり言
葉なりがはっきり聞こえる第3部。言葉を意識させないところはすぐに慣れ
て、単に音として聴ける。
オーケストラ部分や第三部以外は、率直に言って非常に魅力的で楽しい。
第三部だって聴き慣れたんだけどね、でもこれは繰り返して聴いて平気と
いうわけにはいかないナ。
ベリオの最高傑作だそうな。コラージュって普通傑作扱いする?クラシック
音楽なんて、結局のところそういう扱いを受けることもありうるということで
しょう。それはしょうがない。ともあれ、ワタシにはこの曲はどこが傑作なの
かわかりません。しかも、もう真似はしにくい・・・
(付)シンフォニア 第三部
 (登場順)。シェーンベルク/5つの管弦楽曲作品16〜第4曲「急転」 - マーラー
 交響曲第4番第1楽章冒頭 - ドビュッシー交響詩『海』第3楽章 - ドビュッシー
 交響詩『海』第2楽章 - マーラー交響曲第4番第1楽章 - マーラー交響曲第2
 番 第3楽章 - ヒンデミット/室内音楽第4番第5楽章 - ベルリオーズ/幻想交響
 曲 第2楽章 - ベルク/ヴァイオリン協奏曲第2楽章 - ブラームス/ヴァイオリン協
 奏曲第2楽章 - ラヴェル/『ラ・ヴァルス』 - ラヴェル/『ダフニスとクロエ』 - マー
 ラー/交響曲第9番第2楽章 - ストラヴィンスキー/『春の祭典』第1部「大地の踊
 り」 - ストラヴィンスキー/『アゴン』〜ドゥーブル・パ=ドゥ=カトル - R. シュトラウ
 ス/『ばらの騎士』第2幕 - ブラームス交響曲第4番第4楽章 - プスール/『交
 叉した色調』 - バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番第2楽章 - シェーンベルク
 5つの管弦楽曲作品16〜第3曲「色彩」 - ベルク/『ヴォツェック』第3幕 - ベートー
 ヴェン/交響曲第6番第2楽章 - ブーレーズ/『プリ・スロン・プリ』〜第1曲「賓」 - 
 ウェーベルン/『第2カンタータ』第5楽章 - シュトックハウゼン/『グルッペン』。
 なお、歌詞(台詞)には、サミュエル・ベケットの小説『名づけえぬもの』(英語版。
 一部改変)からや、引用音楽のタイトル或いはそれに準ずるもの、音名(ソルフェ
 ージュ)などが使われている。
この数!冗談やろ・・・ 中心的には確かに「マーラー/復活」やね。
ブーレーズシュトックハウゼンも、最近聴いたばっかりやったなぁ・・・
そうそうこの第三部おしまいは、「サンキュー、ミスター・ブーレーズ」とかいう
セリフが聞こえまして、これだって曲の一部なんでしょうな。

(2)Eindrücke
こっちはオケのみ。
言葉は‘圧縮’とか‘圧縮されたもの’とか、その関連で‘心の中に押しつけ
られた印象’とかの意。
日本語の解説には、意味のないことしか書いていない。‘聴衆には歩み寄り
を強いない・・・’だってさ。もっと気が利いた言葉を探してくれよ!
いわば、なんということのない曲なんだけれど、ワタクシメはこの曲のほうが
親しめました。
映画でよく似た音楽を聴いた気がする。なかなか思い出せませんで・・・しば
らーくたってからこれではなかったかと。『猿の惑星』、一番最初のやつです。
はじめからヘストンが捕まるまでの間に、こういうのも鳴っていたような記憶
がある。確認するのはちょいと恐い。ともあれ、好きな映画音楽作曲家、ジェ
リー・ゴールドスミス(上記『猿の惑星』もそう)やジェリー・フィールディング
たびたび使っていたサウンドに近い気がする。彼らが参考にした可能性はあ
るかもね・・・