休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

マーラー:交響曲 第3番

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20180423(了)
マーラー(1860-1911)交響曲 第3番 (1895-96)
 
(CD1)
①Ⅰ Kräftig ― Entschieden(30:45)
②Ⅱ Tempo di Menuetto. Sehr mässig(9:48)
③Ⅲ Comodo. Scherzando. Ohne Hast(16:50)
(CD2)
①Ⅳ Sehr langsam. Misterioso(9:58)
②Ⅴ Lustig im tempo und keck im Ausdruck(4:12)
③Ⅵ Langsam. Ruhevoll. Empfunden(20:44)
 
  ゲオルク・ショルティ指揮/シカゴ交響楽団
  シカゴ交響楽団女声合唱団/グレン・エリン児童合唱団
  ヘルガ・デルネシュ(メゾソプラノ)
  録音:1982年6月、シカゴ、オーケストラ・ホール Tot.92:17
  CD/クラシック/交響曲/Ⓟ1983&ⓒ1985 Decca/PolyGram/輸入/中古屋
  <★★★★>
 
 
 
WIKIから少しいただき。
・出版時に削除されたという交響曲全体の標題は、初期には「幸福な生活-
 夏の夜の夢」、その後「楽しい学問-夏の朝の夢」、「夏の真昼の夢」
 などと変遷。
・もともと7楽章構成で構想されたが、最後の楽章は分離されて交響曲第4
 番の第4楽章となったため、第3交響曲の第5楽章と第4交響曲の第4楽章
 には同じ旋律素材が見られ・・・ふたつの作品には音楽的に関連がある。
交響曲第2番も含めて、声楽の歌詞に歌曲『少年の魔法の角笛』を用いて
 いることから、これらを「角笛三部作」と括ることがある。
 
 
恥ずかしながらちゃんと聴いたことがない。シベリウスの3番なんてのも
そうだね。
90分を超えるんだから、聴きとおすのは大変。コンサートでも寝るな。で
も規模がでかいわりに、とても明るく、ほとんどすがすがしいぐらい。
敬遠することなかった。
 
 
 
ショルティの指揮もとてもノーマルというか、バランスがよく、自然な感
じ。個性的ではないと言われ続けた演奏なんじゃないか。
オケは上手いし、いい音。CDとしては最初期の録音。
デルネシュの歌唱は若干ドスが足りない気もしたが、でもよく合っていた
と思う。表現の濃い演奏も、もっと長い演奏などもあまたあるんだろうが、
ま、ワタシにゃあ五十歩百歩だろうな。そういうことじゃ我慢できない人
がワンサカいるのもクラシック独特、意味付けや格付けが大好きな世界、
なんだけど・・・ワタシは大満足でした。
 
車の中では・・・暖かくなりましたからねぇ、窓は開けることが多くなっ
て、そうすると我が家の車の中はもともとうるさいのに、外の音までどっ
と入って来て、ヴォリュームを上げないととても細かいところまでは聞こ

えない。(高速に乗ってしまうと、ほぼお手上げ。いや今回は乗ってませ

んけどね)

だから、自室でも音量を絞って通しで聴いたりなんかして・・・
ワタシの聴き方なんて、顰蹙を買うでしょうが、こんなもの。それでもち
ゃんと楽しんでおります・・・
 
各楽章につけられた指示を見ると、langsamが二度もある。長くな
っちまうわけだ。
時に感傷的ではあっても、暗くない音楽は、好きな4番に繋がっているの
も好ましく、いつも気軽に聴くわけにもいかないでしょうが、素敵な交響
曲だったんですね。最後は、ゆっくりゆっくりたかまってゆき、Empfunden
という語の感じ以上に感動的な盛り上がり。聴いてよかった・・・
コンサートでは(たぶん録音されたソフトもそうなんでしょう)、いまや
「あんこ」になったマーラーブルックナー、なんだそうです。
不思議ですねえ、このせわしない世に、こういう長たらしいものが好まれ
るってのも。音の洪水の中でもって陶酔する、、、滝じゃなくっても、猛

烈なシャワーに打たれるなんてのに似る感じ。

あるいは、逃げ込み場所とか?