休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ジャズ・クルセイダーズ/ハッピー・アゲイン

クラシックより新しいのに、懐古趣味、だね

f:id:kikuy1113:20201102235151j:plain

20201017(了)

ジャズ・クルセイダーズ 

        / ハッピー・アゲイン

 JAZZ CRUSADERS/HAPPY AGAIN
 
   CD/1995年/ジャズ・フュージョン/ポリドール/邦盤//ⓒ&Ⓟ1995SIN・DROME/中古
 <★★★★>
 

f:id:kikuy1113:20201102235752j:plainf:id:kikuy1113:20201102235811j:plain

底抜けに脳天気なジャズ・フュージョンのアルバムです。
これじゃ馬鹿にしていると取られそうですね。まあ、日本のジャズファンだと
ありがちでしょう。今はそうでもないのかな。
ワタシのジャズ事始めはジョン・コルトレーンで、クラシックならさしずめブ
ルックナーだ、などと思ったもんです。でもそれほど時を経ずして、ジャズ喫
茶でこのジャズ・クルセイダーズなんかも耳に入るようになった。学生上がり
の(?)若いグループがリズム&ブルース系からジャズに近いづいたような、
軽くてファンキーなジャズ系音楽で、これもいけると大いに気に入ったんでし
た。その後このグループは「ジャズ」を外し、フュージョンのほうへシフトし
ていったが、こっちはまだまだ知らないジャズが多くて、自然このグループは
聴かなくなっちゃった。
 

その後、メンバーが一人去り、二人去りして(結構好きだったピアノのジョー・

サンプルやドラムスのスティックス・フーパーなど)時間がたち、再び「ジャ

ズ」を付け直して活動し始めたんだね。
 
ジャケットの記憶があったので、安いのをいいことに手に入れてみました。
トロンボーンとサックス以外は元のメンバーじゃなくなってしまって、これじゃ
もう「ジャズ」を付け直した名を使うのもどうかなぁという感じです。
もっとも、その代わり、ゲストと書かれているメンバーがなかなかスゴイ。ラ
リー・カールトン、ヒューバート・ローズ、ドナルド・バード、ボビー・コー

ルドウェル・・・

あれ、ご贔屓のラテンパーカッショニスト、ポンチョ・サンチェスが入ってま

すね。

もともとのメンバー、ウェイン・ヘンダーソンウィルトン・フェルダーの二
人のサウンド(特にヘンダーソントロンボーン)が、ほんの少しだけ昔のジ
ャズ・クルセイダーズを思い出させることはありますが、もう別物というしか
ないでしょう。
でも、そんなことはいまさら、もうどうでもいいんでしょうね。
フュージョン」もジャズの一ジャンル。デイヴ・グルーシンの音楽を聴くの
と変わりない。別に嫌味でもなんでもない。
実に気軽で気の利いた音楽になってます。
 
⑫の懐かしい「YOUNG RABBITS」。
サウンドはまるっきり違えど、これだけが唯一、汗が飛び散るのが感じられる
ような昔のライブ・アルバムにもあった曲。
学生時代に、スピーカーのほとんど真下で、大ノリで聴いていました。