クラシックより新しいのに、懐古趣味、だね
20201017(了)
ジャズ・クルセイダーズ / ハッピー・アゲイン |
JAZZ CRUSADERS/HAPPY AGAIN |
CD/1995年/ジャズ・フュージョン/ポリドール/邦盤//ⓒ&Ⓟ1995SIN・DROME/中古 |
<★★★★> |
底抜けに脳天気なジャズ・フュージョンのアルバムです。 |
これじゃ馬鹿にしていると取られそうですね。まあ、日本のジャズファンだと |
ありがちでしょう。今はそうでもないのかな。 |
ワタシのジャズ事始めはジョン・コルトレーンで、クラシックならさしずめブ |
ルックナーだ、などと思ったもんです。でもそれほど時を経ずして、ジャズ喫 |
茶でこのジャズ・クルセイダーズなんかも耳に入るようになった。学生上がり |
の(?)若いグループがリズム&ブルース系からジャズに近いづいたような、 |
軽くてファンキーなジャズ系音楽で、これもいけると大いに気に入ったんでし |
た。その後このグループは「ジャズ」を外し、フュージョンのほうへシフトし |
ていったが、こっちはまだまだ知らないジャズが多くて、自然このグループは |
聴かなくなっちゃった。 |
その後、メンバーが一人去り、二人去りして(結構好きだったピアノのジョー・ サンプルやドラムスのスティックス・フーパーなど)時間がたち、再び「ジャ |
ズ」を付け直して活動し始めたんだね。 |
ジャケットの記憶があったので、安いのをいいことに手に入れてみました。 |
トロンボーンとサックス以外は元のメンバーじゃなくなってしまって、これじゃ |
もう「ジャズ」を付け直した名を使うのもどうかなぁという感じです。 |
もっとも、その代わり、ゲストと書かれているメンバーがなかなかスゴイ。ラ |
リー・カールトン、ヒューバート・ローズ、ドナルド・バード、ボビー・コー |
ルドウェル・・・ あれ、ご贔屓のラテンパーカッショニスト、ポンチョ・サンチェスが入ってま すね。 |
もともとのメンバー、ウェイン・ヘンダーソンとウィルトン・フェルダーの二 |
人のサウンド(特にヘンダーソンのトロンボーン)が、ほんの少しだけ昔のジ |
ャズ・クルセイダーズを思い出させることはありますが、もう別物というしか |
ないでしょう。 |
でも、そんなことはいまさら、もうどうでもいいんでしょうね。 |
「フュージョン」もジャズの一ジャンル。デイヴ・グルーシンの音楽を聴くの |
と変わりない。別に嫌味でもなんでもない。 |
実に気軽で気の利いた音楽になってます。 |
⑫の懐かしい「YOUNG RABBITS」。 |
サウンドはまるっきり違えど、これだけが唯一、汗が飛び散るのが感じられる |
ような昔のライブ・アルバムにもあった曲。 |
学生時代に、スピーカーのほとんど真下で、大ノリで聴いていました。 |