休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『天間荘の三姉妹』

20240208(了)

映画『天間荘の三姉妹』

 監督;北村龍平/原作;高橋ツトム
 のん/大島優子門脇麦寺島しのぶ柴咲コウ三田佳子
 永瀬正敏高良健吾
 2022年製作/150分/G/邦画/DVDレンタル
 <★★★☆>

日本のファンタジー作品を観ました。
地震津波で)突然命を奪われ、死に切れていない魂が集まってつくる町が
ある。そこの旅館「天間荘」は、飲んだくれる母親と2姉妹、厨房その他の僅
かばかりの職員で切り盛りしている。町の人びとも彼らも勿論死人。客は少し
だけ。というのも、ここに泊めるのは、この世とあの世の間にいて、どちらに
行くか迷っている(はっきりしない)状態の人間(の魂)。そういう魂を(っ

て、人間の姿をしているが)を連れくるのは黒ずくめの謎の人間(女の姿かた

ち)で、タクシーで(!)送ってくる。

さて、黒ずくめ女が若い女を一人連れてきた。天間荘の2姉妹の妹だという。
この三姉妹は父は同じだが、母親が違う異母姉妹。長女の母のみここにいるこ
とになる。名前がふるっていて、三人並べると、のぞみ・かなえ・たまえ、と
いう冗談みたいな語呂合わせになっている。
 
どうも、連れてこられたたまえは、天涯孤独ながら前向きで明るく、生き死に
に絡んでいるようには見えない(解説には書いてありました、ワタシ、見逃し
たらしい)が、ともあれ、旅館の仕事をさせてくれと言い出すし、次女の水族
館で仕事(イルカの調教とショー)も学ぼうとする。この話の中での泊り客と
してはこの時点では二人目。
先に来ていた泊り客は、身ぎれいにしているがひどく口うるさい嫌味なバアサ
ンで長逗留している。彼女の扱いには皆苦労している。今は現実では重体。彼
女も遠からず河岸か彼岸かを選ばなきゃならない。(選べる!)
泊り客の三番目は世の中を恨み悲観しか持たないはねっかえりの20歳の女で、
たまえと同じ年ごろ。これまた一筋縄ではいかない性悪。どっちか決まるまで
お世話するわけだが、これがなかなか大変・・・

というような話で、状況はそれでも煮詰まって行く。収斂する先は見えている
ようなものとはいえ、もたもたしてしまう。最後には、およその伏線が回収さ
れるだけでなく、うまくまとめられていまして、思わずほろっときました。こ
の世の話じゃないのにねぇ、なんででしょう、まさか!でした。
ディズニーでも扱えそうなお話だと思います。まぁ様変わりはするでしょうけ
どネ。でもやっぱり日本かな。
ちょっと長かったし、いかにも作り物という画面(むしろ敢えてわざとらしい)

もなくはなかったけれど、ジジイになり、涙もろくなったんでしょう、反応し

てしまいました。若いかただと逆に反応しにくかったりして・・・ わかりま

せんが。

 
基本、「漫画」なんですがねぇ。というか、原作は漫画そのものだったのです
ね。観終わってから知りました。
景色がワタシには伊豆半島のあちこちのように見えたのですが、どうやら宮城
県の女川町が多く使われていたとのこと。東北の大震災に関連付けるつくりに
なっていたんですな。(鈍感なもんです)