休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

春風亭一之輔/子別れ/堀之内

20231230(了)

落語;春風亭一之輔

(1)子別れ

(2)堀之内

  毎日新聞落語会/春風亭一之輔
  2015年3月7日&5月20日 渋谷区文化総合センター大和田似て収録
  CD/2015年/落語/Ⓟ&ⓒ 2015 Sony Music Direct/中古
  <★★★>

 

(1)「客席に涙を届けた熱演」・・・

「子別れ」はこのニ三年中に聴いて知っている話なんだが、いつ誰ので聴いた

のか思い出せません。
酒などで生活を崩してしまった大工が、妻子を追い出してしまうが、「鎹」で
ある子どもが、しっかり役目を果たすというお話。
いいとは思いましたが、素敵な部分とそうでないところがあったことと、特に
まくらで(弟子を取る話は笑えたんですが・・・)妙に声がでかくなってしま
うことがあったこと、そして、本編で話し言葉っぽくするためか、勢いそうな
ってしまっただけか、同じ言葉を何度も繰り返し過ぎる為に、かえって白けが
忍び寄ってきてしまったこと、、、なんかが気になりました。

あまり調子よくなかったかもしれない。あるいは、マイクの位置が悪かったと

か、そのマイクの使いかたが悪かったとか。

ワタシは一之輔は初めてなもんで、ほかのも聴かなきゃなんとも言えないです
が。
 

(2)粗忽にもほどがある・・・

まくらは特に面白くはなかったものの、本編は意外に面白かった。

これ初めてですが、話がいい。普通はあり得ない、早とちりだけできたような
男がパチンコの盤面のようにあっちこっちにぶつかりまくりながら日々過ごし
ている。そのほんの一部を切り取って見せてくれる。
繰り返して聞かされれば飽きるような気もするが、たまにはこういう他愛もな
い馬鹿っ話、いいです。
ただし、、、この時点の一之輔さんより上手いとぼけ方ができるかたはたくさ
んおられる(おられた)んじゃないかという気もします。
 
ごぼう抜きで真打になられたかたで、この録音時37歳。その後どんどん人気
が上がって、なかなかチケットをとれない噺家さんになっておられるよう。
今ならもっと面白く演られるんじゃないかなぁ。
点数は、、、ちょい辛め。

 

 

(2023年メモ分の記事としては、これが最後です)