休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

圓生/紀州・御神酒徳利

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古典落語の巨匠たち/六代目三遊亭圓生
 
20151204(了)
 (1)紀州       16:54(S49年/1974年11月、鈴本演芸場
 
20151205(了)
 (2)御神酒徳利  45:04(S41年/1966年、人形町末広)
 
   2000年5月/CD/モノラル/落語/セブンエイト/テイチク/図書館
 
(1)子供を産む話から、死ぬ話から、カエルの鳴き声から、生き物の鳴き声へ・・・
鍛冶屋の‘トンテンカン’を「天下を取る」・・・と聞いた紀州・・・
短くてまとまりも悪い。むずかしいのに、よく演られる演目らしい。
すっと終わっちまうが、コミカルなエンディングにプッと吹き出す。
 
(2)この噺、五代目小さんのですでに聴いているが、この両者、型が違うという。
転がっていた葵の御紋の付いた御神酒徳利をつい隠すが、カミサンの知恵で占
いをやって見つけ出してやるふうに格好を付けた形にしたところ、これが大うけ
で、大阪の名士の娘の病気を占うために、遠く(大阪)まで出かけなきゃならなく
なってしまうてしまう。
ところが大阪へ向かう途中、2回目の占い要請が発生、ラッキーが重なって失っ
た金(巾着)を見つけてしまう。
盛り上がって大阪へ向かい、さてその顛末は・・・ってやつ。
小さん師匠の噺(占い八百屋)とかなり違う。
長編。若干古いが、音はまあ大丈夫。
生涯に3度しかできない「易」だと断っているから、そういくつもできないことにな
っていたんだなぁ。
見事な大団円。「運」の話から始まったんだった・・・。
大阪弁のところが自然! さすが関西出身。
 
映像なくてもあまり困る気はしない・・・