アフガニスタン人アミン(同性愛者)が、いかにしてデンマークに難民/移民 |
としてたどり着いたかを中心に、彼へのインタヴューを繋いでゆく形で描く。 |
実話だそうな。変則だがドキュメンタリーのジャンル。 |
アニメーションとニュース映像のようなものと、この映画のために撮った映 |
像が少しと。 |
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ヨーロッパへ逃れようとしたきっかけは、父親がタリバンに逮捕され戻って |
こなかったこと。 |
このとんでもない艱難辛苦をアシストしたのは、世界中にあって暗躍する大 |
小の悪徳密入国斡旋業者。 |
彼らに人生を支配され、どれだけ無力感にさいなまれてき続けたか、という |
ようなアミンの感慨をつぶさに見ることになる。 |
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カブール~モスクワ~エストニア~(バルト海)~エストニア~モスクワ~ |
イスタンブール~コペンハーゲン~~米国・・・ |
これら国や地名にも、「~」にもドラマが詰まっていていちいち書けないが、 |
だんだん家族と離れ離れになって行く経緯がつらい。まずは長兄、次に姉二 |
人、そして次兄と母親。 |
モスクワを出るのに最も時間がかかったみたいやね。ロシアとモスクワの描 |
き方(当時の官憲の腐敗ぶり)では、この映画はロシアで公開されることは |
ないだろうなぁ・・・ |
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父親がどうなったかはついにわからないままになったが、その他の家族とは、 |
何年もかかって再会を果たした。自分はある研究者としてある程度成功した |
ようで、長らく待たせた男性と結婚して米国に住み、そのほかはヨーロッパ |
に別れ別れではあるが住んでいるという。 |
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20年ほどもかかって、やっとのことで友人の映画監督に話せるようになっ |
て企画されたものだとかで、ワタシのような者には、正直どれぐらい理解で |
きたか怪しいもんですが、、、勉強にはなりました。 |