ライブは1月以来だったか、久々でした。新聞で広告を見て、このプログラム |
なら、関西じゃ珍しいほうだろうと思って、贅沢だけど予約していた。7月に |
ももうひとつ(いずみシンフォニエッタの分が)ありますけど。 |
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英国音楽の華麗な魅力、と貰った小冊子のプログラムには謳ってありますが、 |
一曲目はともかく、あとはちょっと違いますねぇ。新聞じゃ確かもっとすごか |
った、イギリスを代表する、みたいな惹句がついていたはず。それも違う。 |
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一階ながら一番奥という場所のせいか、少しくぐもって聞こえた気がしました |
が、なに、楽しめたので別にいいです。女性奏者の割合がとても高いせいか、 |
繊細さというより、柔らかさかなあ、そこに特色があるように思えました。初 |
めてじゃないんですけどね。といっても、ここぞというところでは十分に強い |
音が出てましたから、不満はないです。 |
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(1)さてウォルトン。 |
今年になってからルイ・フレモー/バーミンガム市交響楽団のセット物を聴く |
うちにウォルトンがでてきて、セットものから離れてウォルトンの映画関係の |
音楽を引っ張り出してきて聴き、感想文を載っけたりしたんでしたが、その時 |
にはこの「スピットファイア」は聴きませんでしたね。 |
でも、CHANDOSの録音で聴いた映画音楽のすばらしい響きが影響したか、ス |
ピットファイアも、ワタシの耳の中では同じようにゴージャスに鳴ってしまっ |
て、、、この生の音はちょっぴり物足りなかった。 |
ゴメンナサイ。これはむしろワタシ自身の問題でしたね。 |
このライブの演奏、これはこれで十分だったような気がします。 |
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(2)エルガーのヴァイオリン協奏曲。 |
これはひょっとするとワタシ、初めて聴いたのかもしれません。長大っていう |
と聞こえはいいが、要するに「長い!」。54-5分あったんじゃないかしらん。 |
正直なところ眠気を覚えた。 |
英国らしさは感じず、後期ロマン派でもなく、もろにブラームスの(とまたブ |
ラームスが出てきてしまいますが)ドイツっぽいロマン派というしかないです |
な。曲想だけは地味なのがたーくさんあって、まとまりがない感じ。知られた |
チェロ協奏曲のようには行かなかったんだよ、きっと。何を目指したんだろう。 |
もっとも、ヴァイオリンはほとんど弾きっぱなしで、しかもやけに難しそう。 |
なかなかの難曲の部類じゃないですかねぇ。拍手は自然としてしまいました。 |
労をねぎらわなきゃって感じでした。ヘンやけど。 |
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(3)有名曲の「エニグマ」。 |
まあ知っているから聴きやすいってこともあるんだろうが、こんなに変奏曲が |
並んでいては退屈する暇がない。変奏の上手いブラームスに通じるところとか |
ドイツ音楽的なものも少し感じるけれど、でも大分そこから離れて、オリジナ |
ルな世界だと思う。(エラそうに言うことじゃないですけどね) |
プログラム最後だからだろう、気持ちが入り、盛り上げ方もよかった。 |
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金曜日の昼間(15:00~)のコンサート。来ているのはジジババが9割やね。 |
勿論ワタシもそうなんですが。で、客の入りは8割程度。 |
明日と明後日も同じプログラム。客の構成はだいぶん変わるんでしょうか。 |
西宮北口までの電車賃、えらく上がっていて、ゲッソリでした。 |