休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

(ライブ)ヒンデミットとベートーヴェン

20180420(了)
 〈定期演奏会/ライブ〉
ヒンデミット:序曲『エロスとプシュケ』
ヒンデミット交響曲『画家マチス
 第1楽章 Engelkonzert
 第2楽章 Grablegung
 第3楽章 Versuchung des heiligen Antonius
―休憩―
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
 第1楽章
 第2楽章
 第3楽章
 指揮:井上道義
 ヴァイオリン:オリヴィエ・シャルリエ
 管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
 (兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール)

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新聞の宣伝に急に反応して、チケットをセブンイレブンで買い込んでいたも
の。うれし、はずかし、めずらし、のコンサートでした。
この若いオケの定期演奏会、3日間のうちの初日。
『エロスとプシュケ』 
エロス(アモールともキューピッドともいう)と、絶世の美女との純愛の物語。ヒンデ
ミットともなると少し渋い、なんてもらったパンフに解説してある。
初めて聴く。別に渋くはないでしょう。いかにもヒンデミットらしくて、ええサウ
ンドやないですか。選ばれた曲だけのことはある。でも、この一回じゃよくわ
からへん、もういっぺん聴かんと忘れてまうワ。(約7分)
『画家マチス
好きな曲です。生で聴いたことがなかったから、まあ今回の目的みたいなも
んかな。
よかったですねえ。そんなにいじらないで、特に管なんかのびのび鳴らされ
てましたし、木管が上手い。
期待どおりの素敵なサウンド
これ聴けたから、もういいかって感じ。
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲』
決して嫌いというわけじゃないが、ワタシには付録の曲です。コンツェルトで
終わる演奏会は珍しいよね。そういう‘重さ’はありました。
ソリストはそうとううまい方のようでしたよ。技術的なミスや破綻は全くなく、
柔らかな美音。アンコールのバッハもそう。
でもこの演奏、ワタシには相当スローに感じられ、つまり重かった。指揮者
の考えかソリストの考えかはワカランが、だれました。眠くなっちゃった。
ヒンデミットではたぶん寝ていた横のオッサンがブラボーを叫び(サクラか?)、
大拍手。理由不明。ワタシ自身かもしれへんけど・・・
オケもホールも初めて。
オケははつらつとしていた。女性奏者のほうが多かった気がしたけど、パワ
ーに不足感なし。
2階の真ん中よりちょっと右寄りあたりで聴きました。音色はオケもホールも
特徴はあまり感じず、普通にいい音だと思いました。ホールトーンは短めで
も、決して不十分じゃない。

西宮北口までは1時間半というところ。昔、阪急の線路が十字に交差してい
た記憶があるけれど、どうだったんでしょう、注意して見ていなかった。
今日は午後3時開演で、明るいうちに帰り着けたから、このぐらいなら時間
的には夜のコンサートでもOKかも。

(ついでに)
4/22(日)
Eテレ/クラシック音楽館/N響の定期公演/指揮;パーヴォ・ヤルヴィ
 (1)武満徹:「ノスタルジア
 (2)武満徹:「遠い呼び声の彼方へ」
 (3)ワーグナー:「ニーベルングの指輪」管弦楽曲
 (4)デュリュフレ:「3つの舞曲」
帰宅後、ワーグナーの途中から観始めましてね、東京っていいなぁ、こんな
プログラムがごく普通に?ある。(今では一回行くのもタイヘン)
1881回定期公演とあるものの、(3)はサントリーホール、(4)はNHKホール
だったので、(4)だけは別の公演からの落穂ひろいやね。
上記、どれも聴いてみたいものばかり・・・
ノスタルジア」って、タルコフスキーに捧げたってやつでしたっけ。タルコフ
スキーのこのタイトルの映画は、たぶんワタシにはダメだろうと思って、観
ていません・・・
でもね、なかでも字面を見て特に反応してしまったのが(4)。
ジャン・フルネ/オランダ放送PO.のCDで知った曲で、寡作のデュリュフレ
やるじゃん!と思ったのでした。このヤルヴィ/N響の演奏自体は、実は音
のイメージが少々違って聞こえたので、満足するところまではいきませんで
したけどね。