休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体』

20230324(了)

映画『オペレーション・ミンスミート

                               ナチを欺いた死体』

  ジョン・マッデン監督/コリン・ファースマシュー・マクファディン
  ケリー・マクドナルド/ペネロープ・ウィルトン/ジェイソン・アイザックス
  音楽:トーマス・ニューマン
  2022年製作/128分/G/イギリス/原題:Operation Mincemeat/
  DVDレンタル
  <★★★☆>

1943年10月にイギリスで計画されスペインで実行されたというプロジェク
ト。目的は、シチリア島を攻め落とすことでヨーロッパ戦線を有利にするため。
実際はドイツ軍がいて、攻めるのはむずかしいので、ドイツ側を騙して英国がギ
リシャを攻めようとしていると思わせて、シチリアを手薄にさせ、その間にシチ
リア島を落とすという、「ひっかけ」もの。
 
英国情報部が考え出したもっともらしい奇策を、チャーチルがゴーサインを出し、
スタートするまでの微に入り細を穿ったお膳立てやその紆余曲折が主眼の作品。
 
計画を半年近くもかけて詰めてゆく過程が面白い。死体探しから始まる。
死体をいかにもという軍人に仕立てて、中立国スペインの海岸に漂着させると、
持っていた偽の情報をドイツに吸い上げてもらうというもの。
こんな実話の作戦、あったんですねぇ、初めて知りました。
 
プロジェクトチームは男3人以外は女性が7-8人いたでしょうか。女性の一人
とチームのリーダーとの恋愛感情のことが割と大きな扱いをされて、ドラマの
一部を構成してはいるものの、あくまで戦争映画。
チームの一人、情報将校のような男が、なんとイアン・フレミングで、この作
戦の実の発案者なんですって。ホンマかいな! また、物書きが多いというよ
うなセリフの中に、ジョン・バカンなんかの名も聞こえた気がします。
 
死体という「生もの」にやきもきするおもしろい切り口の作品でした。
偶然NHKのBSで、似たような話のドキュメンタリーものを宣伝していました。
多分同じものだね。
気づいたら観てみよう。
 
 4月17頃、テレビの歴史ものとして観ました。現実はもう少しリアルで
 複雑だったようです。特に情報がドイツに入ってからの事情。ですが、基
 本的にはほぼこういった内容のオペレーションで、ほとんど奇跡的に成功

 したものだったのがわかりました。いかにも映画にしたくなるようなネタ

 ですねぇ。

 
音楽はトーマス・ニューマン。好調な時の冴えは乏しいけれど、ニューマンの
特色は出ていて、すぐに気が付きました。

ップして、さて次の映画のメモはと見まわしたのですが、作ってませんでし
た。ゼロ。コロナの罹患も効いた。
 
 
4/21(金)
今日は仕事がないので、散歩の前に懸案の庭仕事。
生ゴミ処理でできた肥料、前々から出来ている分から二袋を、掘って埋めたり
バラまいたり。
この一年ほど、庭仕事にやたらのめり込んでいるカミサンの手前、すっ飛ばす

わけにも行かないと、頑張ってみました。頑張ってるのは、ホントはどんなチ

ップにも文句を言わず、25年ほども壊れずに動いている生ごみ処理機のほう

なんですけどね。

夏日だったとか。暖かくて汗だくになりました。