休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

サントラ 『さらば、ベルリン』

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20180325(了)
オリジナル・サウンドトラック;さらば、ベルリン omps;The Good Gernan
 
  ①~㉙
  作曲・指揮;トーマス・ニューマン/Hollywood Studio Symphony
  オーケストレーション;Thomas Pasatieri
  CD/映画音楽/ジェネオン/Varese Sarabande/Ⓟ&ⓒ2006Warner Bros./邦盤/中古


  <★★★△>
        *2006年/米映/スティーヴン・ソダーバーグ監督/ジョージ・クルーニー/
                 ケイト・ブランシェット/トビー・マグワイア/ボー・ブリッジズ

なんと、天国のお父さん(アルフレッド・ニューマン)もびっくりの、オーケストラ
ル・アンダースコア。オケの規模がでかい。120人!
お話のほうはライナーでなんとなくわかったものの、映画のほうは実は観てい
ません。若者には受けなかったみたい。モノクロなんですな。
暗いサスペンスや不安や猜疑心がいっぱい・・・
お父さんのオーケストレーションや音色を思わせるものは、ワタシの知ってい
る限りではなかったと思います。
それに、これまでのトーマス・ニューマンのアンダースコアでも、こういうオー
ケストレーションや音色はほとんど聴いたことがない。少しはあるんですが、
まあほぼ新機軸ですね。
でも、正直申し上げて、トーマス・ニューマンが担当するべき仕事でもなかっ
たのではないかという気がします。
もっとも今ではこんな古風というか、オーソドックスな音楽を付けようとする映
画なんて無きに等しいので、誰が書けるんだろうと探してのことだったんでしょ
う。ニューマンだって、ソダーバーグ監督に請われなければこんなオーケスト
ラ音楽は書かなかったんじゃないかと思いますねぇ。
サウンドにはそれなりに個性もあります。120人のオケという感じではないで
すが。
サントラとしての出来は、つまるところ映画を観ないと何とも言いにくいですが、
音楽としては、たとえば‘007 スカイフォール’なんていうのがありまして、た
しかオスカー候補になっていました。ワタシにはその時のアンダースコアより
はこっちのほうがちょっとだけ魅力的。

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