休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

タンスマン/シンフォニエッタ

20251014(了)

Tansman;Sinfonietta 1&2,

  Divertimento,Sinfonia piccola

(1)シンフォニエッタ №1(1924)
 ① Allegro Assai 4:03 ② Mazurka. Allegretto 3:34
 ③ Notturno. Lento 6:30 ④ Fuga a Toccata. Allegro giusto presto 3:12
(2)ディベルティメント(1944)
 ⑤ Allegro con Spirito 3:56 ⑥ Adagio 4:23 ⑦ Vivace 4:01
(3)シンフォニア・ピッコーラ(1951-52)
 ⑧ Introduction et Allegro 7:22 ⑨ Aria. Andante cantabile 3:48
 ⑩ Scherzo. Molto vivace 4:38 ⑪ Finale. Allegro con moto 5:23
(4)シンフォニエッタ №2(1979)
 ⑫ Introduction 7:00 ⑬ Scherzo Popolaresco. Allegro vivace 4:14
 ⑭ Adagio quasi Intermezzo. Molto sostenuto 2:55
 ⑮ Finale romantico. Allegro giocoso 3:14
 
 Virtuosi di Praga/Israel Yinon
 録音;1995年、プラハ Tot.68:34
 CD/クラシック/管弦楽/Ⓟ&Ⓒ 2000 Koch Classic/輸入/中古
 <★★★★☆>

 Alexandre Tansman(1897-1986)
ポーランドの作曲家というべきか、フランスの作曲家というべきか。
さて、タンスマンだけのアルバムは結構久々だったんじゃないかな。
ああ、2年ぶりですね。
 
(1)シンフォニエッタ №1;
どうしても、フランスかぶれのポーランド人ですよね。こんな初期作からして、
おおかぶれ。②なんてマズルカとあるけれど、むしろスペインの風が吹いたり
なんかする。オケが小さいせいもあるのか、③も④も物々しくならない。つま
りはラヴェル?ふわふわ軽くて、ほとんど愛らしい。
 
(2)ディベルティメント;
前の(1)のラヴェルもスペインもない。20年もたっているしね。3つの楽章
とも、新古典タイプのストラヴィンスキーをソフィスティケイトした感じ。
 
(3)シンフォニア・ピッコーラ;
しめやかに始まる⑧、そのしめやかさに続くアレグロストラヴィンスキー
はもう遠い親戚ぐらいになってる。シンコペーションが結構多いのね。
密やかな緩徐楽章の⑨にはカンタービレとあるが、珍しくほの暗い。⑩⑪は緩
徐な中間部以外はピアノがよく聞こえる。昔のディズニーのアニメが地味に星
を振り撒いているかのよう。で、その緩徐な部分にはワタシはミヨーが・・・
聞こえたり聞こえなかったり。(もっと聞こえるかと思ってました)
 
(4)シンフォニエッタ №2;
もう大阪万博からは9年が、、、(3)からは25年以上たっている。中の抒情も、
スケルツォアレグロも、書法は古いけれど、感覚的にはちょっと現代的に変
質している感じ。ただねぇ、それまではなかったと思うんだけど、ホルンがビ
ブラートするのね。それがなんだか古めかしさに引き戻してしまう感じ。
 
表現はよくないが、ワタシにはどの曲も最高級ムード音楽。
(2)を除いて3つは、皆小さい交響曲。オケの編成も50人もいるかどうか。
タンスマンは始めはどうしても、だれそれの影響かな、なんて思ってしまうと
ころがあるんだけれど、様々にありそうな影響がだんだん気にならなくなって、
まあワタシが気づく以上に、例えば6人組にとどまらない色んな作曲家の影響
を受けているにちがいないとは思うものの、もうどうでもよくなってきて、こ
うした心地よい音楽がタンスマンなんだ!と思えるようになりましたね。
ワタシにとって、この心地よさは格別のものです。大好きな1枚になった。

長らく4,5,6番以外の交響曲を聴きたいと思っているのですが、出ているCD
が高いもんだから、しまいにゃYouTubeってことになるのかな。
 
レーベルはKOCHで、ライナーはドイツ語と英語なんだからドイツ製でしょう
ね、多分。でも上の表記はイタリアでしょうか。そして演奏団体はプラハの室
内オーケストラ、でしょ? 名にプラハが入ってるし、録音場所がプラハなんだ
し。指揮者はどこの人?読みがわからない、イノン?イーノン? 
アンサンブルは若干緩いと思いますが、十分です。
ライナーの表紙(ジャケ写とつい書いてしまう)はクレーの絵。