休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

1917 命をかけた伝令

1917

20201231(了)

映画『1917 命をかけた伝令』

  サム・メンデス監督・脚本//ジョージ・マッケイ/ディーン=チャールズ・
   チャップマン
  音楽:トーマス・ニューマン
  2019年製作/119分/英・米合作/原題:1917/DVDレンタル
  <★★★★>

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「紅白」の時間帯に・・・
 
《映画.com 解説から》 ・・・サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に描く
戦争ドラマ。若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクの2人が、兄を含めた最
前線にいる仲間1600人の命を救うべく、重要な命令を一刻も早く伝達するため、
さまざまな危険が待ち受ける敵陣に身を投じて駆け抜けていく姿を、全編ワンカッ
ト撮影で描いた。1917年4月、フランスの西部戦線では防衛線を挟んでドイツ軍
と連合国軍のにらみ合いが続き、消耗戦を繰り返していた。そんな中、若きイギ
リス兵のスコフィールドとブレイクは、撤退したドイツ軍を追撃中のマッケンジ
ー大佐の部隊に重要なメッセージを届ける任務を与えられる。戦場を駆け抜ける
2人の英国兵・・・
 
 
最前線への情報の伝達がこんなふうでしたという一言で言えてしまう。
それがいかに大変なことだったかという映画。
監督メンデスのゆかりの方の「話」がもとになっているとのこと。
それを引き伸ばしたわけじゃない、これでも2時間につづめてある。現代ならば、
と比べても詮ない。今なら「それ」はもはやないんだもの。
なのに、今ならないものに、これだけ心を動かされるんだから、なにをかいわん
や。
いちいち説明するのも面倒・・・
 
とまあ、そんな感じでした。
 
全編ワンカットというのはオーバーでしょうが、10には届かないカット数でし
ょうし(よくはわかりません)、観ていて、いつシーンが切れるんだと気になる
ほど長いカットだと思えたところもありましたね。
大変だったろうと思う一方で、リアルさがいや増したことも事実で、そこまでや
らなくても、人間の頭はちゃんと時間の流れを補うもんだから、無理することも
ない。なんだけれど、独特、「オモロカッタ」です。これも映画の楽しみ方なの
かな。イギリスが誇る有名な男優3人が、ところどころで顔を見せるのも、どう
でもいいお遊びなんでしょうが、オッ!と思わせて印象に残りました。

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わりとベターとした音楽を付けていたのがトーマス・ニューマン。例えば『ジョ
ー・ブラックをよろしく』のような・・・
ニューマン、好きな作曲家です。偉大なオヤジのアルフレッドより好きですね。
メンデス監督の指名でこういう曲調を望まれたんでしょう。
ワタシはなんとなく合わなかった気がしました。もっとも、これだけ取り出して
聴くのには、案外向いているかもとも思いました。チェックしておきましょう。