| 2023/2月末から3月10日頃まで |
| 付録;2-2 |
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ウィリアム・ウォルトン(1902-1983) ;映画音楽 |
| ネヴィル・マリナー指揮/ |
| アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(アカデミー室内管) |
| 録音;1989-90、セント・ジュード教会(ロンドン) |
| Ⓟ&ⓒ 1990-91 Chandos Records/輸入/中古 |


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映画音楽集Ⅲは『ヘンリー5世』が中心で、これには様々な曲想が入り乱れて 贅沢に楽しめる。でも、なんといっても若々しいクリストファー・プラマーの |
| 語りのウェイトが大きい。(アレンジのパーマーさんのことではありません) |
| もう一つのカラーは、付録2だけでなく、「ヘンリー5世」のなかにも散らば |
| って使われている「オーベルニュの歌」の幾つかのメロディでしょうね。カン |
| トルーブによって蒐集されアレンジされた「オーベルニュの歌」は、全部が全 |
| 部というわけではありませんが、素敵な歌が多くて、大好きです。もっとも、 |
| フランス北部のメロディがこんなにいろいろ使われるべき戯曲でしたっけ。フ |
| ランスの王女さんだとかフランスへの遠征なんかが出てくるとはいえ。 |
| <★★★★> |


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映画音楽集Ⅳ これも『リチャード3世』はシェイクスピアものなんで、『ヘ ンリー5世』なんかと似ている。ただ違っていたのは、もう少しテンポがあっ |
| たこと、オルガンの独奏、古典のヘンデルやもっと古い時期の音楽を取り入れ |
| たものが多かったことなどでしょうか。6分弱の『マクベス』からの音楽も含 |
| め、見事な出来。オケのカッコよさ、無類。 |
| 最後の『バーバラ少佐』は1941年頃の映画で、レックス・ハリソン、ウェンデ |
| ィ・ヒラー、ロバート・モーレイ、スタンレー・ハロウェイなど名だたる役者 |
| が出ていたそうな。これはシェイクスピアものと違って、もっと普通の映画っ |
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ぽかったが、これなど、まあ喋りすぎかもしれないけれど、いかにも「映画!」 という感じ。 |
| 4枚の締めくくりとしてよかった。 |
| サー・ジョンの声が少し聞けました。 |
| <★★★★△> |
| ウォルトン、ファンファーレや行進曲系だけでない。唖然としてしまうほどゴ |
| ージャスです。 |
| おそらく、クリストファー・パーマーというかたの力が大きいんでしょうねぇ。 |
| リコンストラクト、アレンジ、編曲などのセンスや技量がきっとすごかったん |
| だと思う。 |
| 前にも書いてますが、映画の中でこんなに表現されたら、きっとウルサイ。 |
| 昔のサウンドトラックだと、音が寂しいもんだからさほど邪魔にはならないだ |
| ろうが、こんなに見事に再現されてサントラにぶち込んだら、そうなるね。 |
| これらはあくまで聴きもの。 |
| で、こうやってウォルトンばかり聴いていると、なーんとなくウォルトンのサ |
| ウンド(オケだけですけど)がわかって来たみたいな気がしました・・・ |
| それと、若干妄想っぽいところもあるんだが、かのジョン・ウィリアムズの |
| 「スター・ウォーズ」とよく似た感じのサウンドやメロディラインを聴きつけ |
| た気がした。例えば4枚目。 |
| ひょっとしたらウィリアムズさん、ウォルトンを参考にしたところもあるんじ |
| ゃないかしらんねぇ。 |
| 管は当然のことですが、弦楽部も相当補強して録音に臨んだんじゃないでしょ |
| うか。薄っぺらさ、弱々しさはみじんもなかった。室内オケとは絶対思えない。 |
| この4枚、名録音だと思います。 |

| 実はNAXOSで出ているウォルトンの合唱曲集他も聴いてみたのです。 |
| でも、合唱の色彩感は、オケには敵わないですね。オケのこうしたカラフルさ |
| を相当割り引いて楽しむしかない。オルガンもないより「絶対」あったほうが |
| いい。室内楽じゃないんだから、音の厚みや和声の複雑さがほしいですね。で |
| ないとどうしてもワタシは飽きてしまう。いいCDなんですけどね。 |
| 更に、フレモーのセットものの鑑賞記の最後に、マッケイブのものがありまし |
| て、そのマッケイブの合唱曲もCDがあったから、ついでにこれも聴いてみまし |
| た。合唱についちゃあマッケイブのほうが音色的に素敵でした。 |



(奇妙なジャケ写!)