| 20221213(了) |
映画『クライ・マッチョ』
| 監督・主演;クリント・イーストウッド |
| 2021年製作/104分/アメリカ/原題:Cry Macho/DVDレンタル |
| <★★★> |

| 1975年に出版されたというN・リチャード・ナッシュというかたの小説に |
| 基づいているお話だそうな。 |
| 若い時にはロデオなどで派手に活躍した花形スターが、ある落馬から落ち目に |
| なって行く。家族も失って独り身になって長い。種付けなど、かろうじて馬に |
| 関わってお義理で働かせて貰っている。今や過去しかない本当のジジイ。 |
| 一旦は雇い主から解雇を言い渡されるが、雇い主に事情があって、ある仕事を |
| やってくれるよう頼まれる。メキシコシティにいるらしい、雇い主の13歳に |
| なるはずの息子を連れ帰ってくれというもの。「だめもと」みたいな雰囲気。 |
| メキシコシティには元妻がいるが、雇い主の事情も、元妻の事情もわからない |
| まま、引き受ける。 |
| 男の子を見つけて後、メキシコシティでのごたつく経緯、逃げ出してメキシコ |
| 国境へ向かう道行の中で、ある町に長居する経緯、車のごたごたや土地の家族 |
| と親しくなる話など・・・ |
| イーストウッド監督にとって・・・ |
| この話を知ったのが40年以上も前で、自分が出るのを前提にしていたもんだ |
| から、見かけも実年齢も合わないとお蔵にしていたが、気づけばちょうどいい |
| 年齢?になってるじゃないか、ということで取りあげることになったんだって。 |
| はっきり言って、もう90歳になろうとしているイーストウッドでは、歳をと |
| りすぎていたんじゃないでしょうかねぇ、よくも作る気になったもんだと思い |
| ました。設定としては、原作でも70歳ぐらいじゃないか?これを演じるとす |
| ればぎりぎり80歳ぐらい? ちょっとわからなかったが、メイキングを流して |
| いたら、イーストウッドの喋りの中にも「70歳」というのがあったみたいだ |
| った。「本」は実年齢に大分近づけたんでしょう。 |
| その年齢(???)のジジイが、メキシコシティでのごたごたを引きずりつつ、 |
| 延々車を運転したり、事情で長逗留する街で、荒くれ馬を乗りこなしたり、ガ |
| キどもと彼らのオバアチャン一家と仲良くなったりする。 |
| 本当に危ないというアクションシーンやサスペンスシーンは、スルーっと通り |
| 過ぎて行くので、そういう盛り上がりはほとんどありませんでした。その力の |
| 入らなさがまるでリアルじゃないもんだから、特異っちゃあ特異。 |
| そして、これを書いちゃいけないのかもしれないが、背の曲がり方、脚の運び |
| かた、尻の肉の少なさ・・・ これは演技でもなんでもない。本当にジジイそ |
| のものでね、こればかりはものすごくリアルでした。 |
| 悔恨は混じっても達観の域にも近づいている爺さんの考え方、感じ方にドラマ |
| を添わせているように思えてなりませんでした。ほとんど重複ですが、脚本家 |
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もイーストウッドの今をちゃんと見せるような書き方をしたんじゃないでしょ うか。どうでしょう。 |
| 1/4 食事中にテレビで『スペース・カウボーイ』が流れ始めまして、今日は |
| まだ休みなので、ゆっくり観てしまいました。SFではなく現代の宇宙もの。 |
| イーストウッドには珍しい題材。道具立ては新しくはないけれど、元気い |
| っぱいの映画作り。まだ自分はジジイじゃないと思っているジジイたちの |
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奮闘記。 空も直近の月もきっとこういう疑心暗鬼の勢力争いが続くに違いないと、悲 |
| 観的に考えてしまうほうですが、それはともかく、観終わって、ウキウキと |
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犬コロの散歩に出かけました。
以下脱線ついでの写真・・・ |

(これは以前載っけたかもしれない、秋ごろのものです、近所の公園)

(こんなところじゃ普通しませんて・・・て、したのがいるんだろうねぇ)

(来月5歳になります)