休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ガーシュウィン/コープランド セプトゥーラ

夫婦だけではない、朝昼兼用の食事(鍋)があまりに遅かったので、本来

夕食の時間なのですが、まだ腹が重い。

今年初めてのアップでもしようかと・・・

今年ものんびりネタ作りできますように・・・

楽しく鑑賞ができ、感想の文章がなんとかハチャメチャになりませんように

・・・ なにせ頭の体操のつもりですので。

本年もどうぞよろしく。

 

 

20221210(了)

金管七重奏音楽集 第7集

ガーシュウィンコープランド セプトゥーラ

①-⑧ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937): パリのアメリカ人(1928)            

             (S・コックス、M・ナイトによる金管7重奏編) 18:41

   ⑨アーロン・コープランド(1900-1990): 静かな都会(1939)                                            (S・コックス、M・ナイトによるコールアングレと金管7重奏編) 10:15
⑩-⑫ガーシュウィン: 3つの前奏曲(1926)                                                                                        (M・ナイトによる金管7重奏編) 7:03
⑬-⑳コープランド: バレエ組曲「アパラチアの春」(1944)                                                             (S・コックス、M・ナイトによる金管7重奏編) 24:40
 
   録音:2019年11月5-7日、Tot.60:52
      ロンドン、ハムステッド・ガーデン・サバーブ、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会
   CD/Ⓟ&ⓒ 2021 Naxos Rights(ドイツ製)、輸入
   <★★★★>

 

《ナクソス社の惹句から》 ・・・アメリカを代表する2人の作曲家、ガーシュウィン
コープランドの作品集です。「パリのアメリカ人」はガーシュウィン自身のパ
リ滞在に基づき、1920年代には世界で最も進んだ都市の一つパリの活気と喧騒を
音で描いたもの。かたやコープランドの「静かな都会」は昼間は喧騒と活気にあ
ふれるニューヨークの夜の静寂の中で織りなされる人間模様(もとは劇付随音楽)
を描いた音楽。この対照的な2作品を彼らは絶妙なアレンジによって演奏。原曲と
は異なる魅力を見せています。そしてガーシュウィンの「3つの前奏曲」を経て、
コープランドの「アパラチアの春」でアンサンブルの輝かしい妙技が炸裂・・・
 
 
車の中のみならず、職場でも(CDラジカセで)幾度もかけていました。
でも実は、家のパソコンでかけたのが結構よかったみたい。飽きもせず、一体幾
度聴いたことになるのやら。
ま、ダイナミックレンジが広くないので、音量を少し下げておけば、どこでかけ
てもあまり抵抗がないわけですが、ウチのパソコンだと、ホールトーンが妙に合
いました。なんでだろ。めずらしいケースです。
 

①-⑧『パリのアメリカ人』

いつも思うが、このグループのアレンジが実に上手い。しかも7人が7人とも技

術的に優れているのも勿論だけれど、あちこちの表現がこの編成で目いっぱい派
手で楽しい。ガーシュインではものすごく有効。ジーン・ケリーレスリー・キ
ャロンが出てきてくれるわけでもなく、まとまりにくいく曲であるだけにね。
音色の単調さに負けない演出、とでもいうべきものだと思う。
 

⑨『静かな都会』

よくもまあ、オーケストラでもないのに、こんな素敵な音色を醸し出せたもの。

静かな都会とはどこを指すのか、勉強不足で知らないんだが、ワタシには、都
会ではなく、遠くに山も見えるが、緑がいっぱいの牧場やプレーリーの春の早
朝といった感じ。あくまで個人的な印象です。
 

⑩-⑫ 『3つの前奏曲

色んな飲食や表現に拘らず欲張らず、わりとストレートなアレンジを施した、

という印象。あえて言うなら、黒人ぽさ、でしょうか。特に⑪と⑫。
 

⑬-⑳『アパラチアの春』

大好きな曲です。

この曲は、アメリカ合衆国の最高のクラシック作品の一つといっても過言じゃな
い気がします。たしか室内オケのサイズのアレンジもありますが、これはワタシ
にはやっぱりフル・オーケストラで聴きたい。さすがに7つの金管では規模感は
難しかった。でも、その代わり、叙情では決して負けていないし、本来ならズド
ーン!とばかりに鳴るところが頭の中ではちゃんと鳴っていたように思えたの
ですが、、、さて、どんなもんでしょう。
 
「3つの前奏曲」以外は、二人での編曲。
よく考え抜かれようで、抜群のバランスの良さと演奏効果を生んだのではない
でしょうか。文句なしに楽しめ、4曲に甲乙はつけがたかった。
このグループのCDを聴くのは、5枚目か6枚目かになるはず。このグループの
録音でこっそり避けているのが、バロックやそれ以前のもの。まあそっちは多
分今後も聴くことはないでしょう。
毎回思ってきました、金管7人だけの奇跡のサウンド! 今回も期待にたがわ
なかった。

 

一点、文句がなくもないことがありまして、音楽自体とは関係ないのですが、

ジャケット写真はこれではだめ、というか、つまらない。⑨のイメージなんで

しょうか、ならばまあそれでいいかぁ。