休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ただ悪より救いたまえ』

20220614(了)

映画『ただ悪より救いたまえ』

  ホン・ウォンチャン監督//ファン・ジョンミン/イ・ジョンジェ/パク・ジョンミン
  音楽;モグ
  2020年製作/108分/PG12/韓国/原題:Deliver Us from Evil
  <★★☆>

<映画.com>解説から ; 凄腕の暗殺者インナムは引退前の最後の仕事とし
て、日本のヤクザ・コレエダを殺害する。コレエダの義兄弟だった冷酷な殺
し屋レイは復讐のためインナムを追い、関わった者たちを次々と手にかけて
いく。一方、インナムの元恋人は彼と別れた後にひそかに娘を産みタイで暮
らしていたが、娘が誘拐され元恋人も殺されてしまう。初めて娘の存在を知
ったインナムは、彼女を救うためタイへ急行。そしてレイもまた、インナム
を追ってタイへとやって来る。2人の戦いは、タイの犯罪組織や警察も巻き込
んだ壮大な抗争へと発展していく・・・
 
 
殺し屋インナムは元々韓国国家情報局の人間だったとか、もう一人の殺し屋
レイの執拗、残虐の極みの殺戮のもとになる恨みだとか、いまいち設定の曖
昧や必然性がしっくりこない、なんてことがあるのですが、そんなもんどう
でもいいよと言わんばかりに、いやはや、殺し(合い)のスピーディでド派手な
こと。スプラッターというのとも違いました。
ほぼ日本で始まったストーリーが、すぐに舞台をタイへ移して、インナムと
彼の娘をめぐって、殺しの連鎖が止まらない。
人身売買や臓器売買が麻薬取引と並んでヤクザのシノギとして存在するんだ
そうで、ほんとなのかな。どうだか知らないが、とにかくタイはこんなダー
クサイドの(長たらしい殺し屋同士の果し合いの)表現をよくオーケーした
もんだ。単なるエンタテインメントといっても、ちょっとは誤解を受けてし
まいそう。・・・余計なお世話です。
 
日本人が二人出ていて、白竜と豊原功補
始め、見た顔だなぁと思ったのが豊原功補で、ヤクザ。ところがなんと、い
きなり殺されちゃった。そして基本もう出てこなかった。
殺し屋レイの義兄弟だったというので、ストーリーには絡んでいるんだが、
最後にはレイのセリフの一つで、なんで復讐しようとしてるんだか忘れてし
まったなんて言われる。このセリフは意味深というか浮いているというか。
この作品の意味に関わると言えるから・・・(言っちゃいけないかも)
二人の殺し屋の体躯が、やや華奢だったのがワタシにはリアルじゃなかった

といって特に瑕になっているわけでもなかったと思う。ワタシにとって受け

る要素はまあほぼゼロでしたけどね。