休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ガール・オン・ザ・トレイン』

20220609(了)

映画『ガール・オン・ザ・トレイン

  監督;テイト・テイラー//エミリー・ブラント/レベッカ・ファーガソン/
     ヘイリー・ベネット/ジャスティン・セロー/ルーク・エヴァンス
  音楽;ダニー・エルフマン
  2016年製作/105分/米映/原題:The Girl on the Train/DVDレンタル
  <★★★△>

〈映画.com〉解説から; ・・・ 世界中でベストセラーとなった同名のミステリ
小説を映画化。・・・ 夫と離婚したレイチェルは、毎朝通勤電車の窓から見
える、見ず知らずの「理想の夫婦」の姿に、別れた夫との幸せだった日々を重
ねていた。ある朝、通勤電車の窓からレイチェルの目に飛び込んできたのは、
「理想の夫婦」の妻の不倫現場だった。そして、その女性は間もなく死体とな
って発見され、唯一の目撃者として、レイチェルに周囲から疑惑の目が向けら
れてしまう、、、
 
もろミステリー。
ベストセラーになった原作本があることはもちろん、予備知識ゼロで観ました。
車窓から見えることがあって、それがなにか殺人とかの大事なところを見てい
ることになって、なーんて具合かと思いましたが、違ってましたね。
 
ずるずる書いてしまいそうなので、ネットの紹介からいただきました。これなら
バレない。
はじめはね、このレイチェルだけでなく、あと二人の女を加えた3人の女の独白
でしばらく話は進行する。それがレイチェルに収斂されていく。
時間が結構行きつ戻りつで描かれるもんだから、少しまだるっこしいんだけれど、
車窓から、かつて自分が住んでいた家やそのご近所(これが問題)を深刻な顔で
毎日のように眺めるレイチェルは、最初のシーンから、実はすでにぼろぼろ状態
であることがわかるのですな。
見たことをいろいろとスケッチしていて、これがなかなか上手なんだが、結局あ
まり効果的には扱われなかった(と思う)。もったいない。
離婚と飲酒。酒はすごいんだ。ペットボトルに強そうな酒を入れて、太めのスト
ローでチューチューやってる。そらあかんわ、記憶も飛ぶて・・・
まあここまでです。
 
断酒の会なんてのも間に挟まりますが、彼女のぼろぼろ状態は、殆どおしまい近
くまで続いて、踏んだり蹴ったりもいいところ。アルコール漬けは、自業自得と
ばかりは言えないけれど、やはり白けるばかりです。
それでも、エンディングの表現は、ありふれていそうで、そうでもない。上手か
ったんじゃないかと思います。

  年齢と共に、人生のチリチリしたリアルな局面を描くものは、疲れるなあ。
  想像力、空想力なども、しぼんできていているんだと思う。
  年齢の問題ではないと言われても、そんなもんですかと答えるしかない。
 
  まあ、そんなこんなで、こんなシチュエーションはどうかというと、そんな
  にしんどくないのね。