| 20210405(了) |
ショート・ストーリーズ
| ①チャールズ・アイヴズ(1874-1954): |
| コラール(弦楽四重奏曲第1番「救世軍より」第1楽章<M・シンチャク編曲>) |
| (1896/2003) 5:20 |
| ②-⑦ジェニファー・ヒグドン(1962- ):ショート・ストーリーズ(1996)25:40 |
| チェイス/夏の前夜/子守唄/キャンバスに絵の具を叩きつける/ |
| コヨーテの夜/ダンスのステップ |
| ⑧フレッド・スターム(1951- ):ピカソ・キューブド(2003) 5:33 |
| ⑨マイケル・トーク(1961- ):7月(1995) 7:45 |
| ⑩-⑯デイヴィッド・ビクスラー(1964- ):ヘプタゴン(2006) 8:11 |
| ⑰カールトン・メイシー(1944- ):とらえどころのない夢(1995) 7:46 |
| ⑱“ジェリー・ロール” モートン(1890-1941):ブラック・ボトム・ストンプ<F・ス |
| ターム編曲>(1926/1995) 3:43 |
| アンチア・サクソフォン・クァルテット、ディー・ラングリー(アコーディオン) |
| 録音;2003年8月&2007年7月、米、ミネソタ州、セントポール Tot.63:59 |
| CD/現代音楽/室内楽/Ⓟ&ⓒ 2009 Naxos/中古 |
| <★★★☆> |

| (帯紹介文から) このアルバムはサクソフォン・カルテットの限りない可能性 |
| を追求したもので、サックス・ファンにとって垂涎の1枚です。アイヴズを始め |
| としたアメリカ近現代作曲家の様々な作品が並びますが、中でもヒグドンの |
| 「ショート・ストーリー」は5つの部分からなる極めて技巧的で描写的な音楽で |
| す。例えば第1曲目の「チェイス」での追いつ追われつの緊迫感、第3曲目の子 |
| 守歌などは新鮮さと親しみ易さが程よく混在した楽しいもの。アンチア・サク |
| ソフォン・クァルテットは20年間以上北アメリカ、ヨーロッパおよびアジアで |
| 活動し、高い評価を受けています・・・ |
| サックスの可能性を極限まで追及した作品集 |
| 完膚なきまでに完璧な作品、そして演奏 |
| なかなかオーバーな惹句ですナ。 |
| さて、マルサリスに続いて、またサキソフォン。音色が好きなクァルテット。 |
| アイヴズとヒグドンは一応知っていて、特にヒグドンは、前回の生演奏では、 |
| ソプラノ・サックスと小編成オケ(いずみシンフォニエッタ大阪)との実に |
| 変化にとんだ楽しい曲を聴いたんでした。その女流作曲家ヒグドンの曲がこ |
| のアルバムのメインだし、ワタシの期待も大きい。 |
| もっとも、他は知らない思ったら、最後の短い曲がなんと、ジャズの創始的 |
| な存在の“ジェリー・ロール” モートンの曲。映画『海の上のピアニスト』で |
| 船からいっかな降りようとしない主役のピアニストと張り合う嫌味なピアニ |
| ストとしてなかなか印象深く登場したあのアーティスト、独特のブロックコ |
| ードの・・・ |
| ①アイヴズは弦楽クァルテットの編曲もの。コラール。 |
| いきなり、気の狂っていないほうの、ピューリタニズムの~清い~アイヴズ、 |
| という感じ。フーガ味の讃美歌・・・ |
| ②-⑦ ヒグドンの始まりは、猛烈な速さでうごめくアリ、ハチ、ハチドリ |
| 、、、などの大写しの映像という感じ。破裂音はぶつかり合いだとか、滑稽 |
| 味。「チェイス」とある。なるほど。③はどこかオーロラでも観ているよう |
| な感じ。涼やかな響きがいい。④あまり甘さのない素敵なララバイ。⑤変わ |
| ったタイトル。激しいというよりは若干ひょうきん。⑥コヨーテの意味は分 |
| からぬが、声が聞こえるぐらいか。やや遠くのものに思いをはせる感じ・・・ |
| ⑦ダンス? 始めのような破裂音が、やはりやや滑稽味を伴って。ミニマル |
| っぽい。上記の生演奏時の時と同様で、捉えやすいかどうかは疑問だけれど、 |
| 音色・曲調については、そのヴァラエティの豊かさが申し分なく、楽しかっ |
|
たですね。ただし、頭の中で「再現」しにくい。難解というのでもないけれ ど・・・ |
| ⑧スターム、知りません。モダンダンスっぽい。例えば「ウェストサイド・ |
| ストーリー」のなんとか団の踊り。こちらは「わかりやすい」。 |
| ⑨トークの名は聞いたことがある程度。なにかありますね・・・ 米国現 |
| 代音楽の雄であるらしい。ミニマル・ミュージック! |
| ⑩-⑯ビクスラー、知りません。7曲あるのでヘプタゴン、7角形なのかな。 |
| ジャズのリフの寄せ集めみたい。と書いてみたら、少しポップス系の匂いが |
| する。 |
| ⑰カールトン・メイシー。初耳です。なんとアコーディオンが加わってい |
| る。それで少しヨーロッパ的なニュアンスが加わったというぐらいで、特徴 |
| は不安げなことぐらい。 |
| ⑱始めにも書いた通りで、この方は知っています。ジャズ系に含まれるで |
| しょうね。 |
| 惹句のような「垂涎の1枚」なんてことは、ワタシに関する限りありません |
| でしたが、トータル的にはやはり時々無性に聞きたくなるに違いない、好き |
| なサウンドでした。てぇと、点数、ちょっと辛いかもしれへんねぇ。 |