休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

新感染 ファイナル・エクスプレス

20210105(了)

映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』

 
  ヨン・サンホ監督//コン・ユ/チョン・ユミ/マ・ドンソク
  2016年製作/118分/韓国/原題:Train to Busan
  <★★★☆>

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なにかで面白いと見たか聞いたかして、カミサン用に借りました。
中身は知らず、現在の新型コロナのようなものかというぐらいでした。なん
のことはない、完全にゾンビもの。
でも、オモロカッタです。おぉ、おぉ、やるもんだ!と何度か言っちゃいま
した。カミサンは大興奮で、涙まで流してました・・・
ゾンビものはけっこういろいろ見ましたが、この作品は欧米のものを実によ
く研究、学習してアレンジを加えてますねぇ。
そして、多分、日本じゃこんなに手際よくカラッとは作れないでしょう。
 
主役の企業マンはファイナンシャル・プランナーの会社の猛烈な仕事人間で、
娘のこと以外は基本的に自分本位というわかりやすいキャラ。カミサンとの
不和で娘のことでも揉めようとしている。たまたま娘を釜山に送ってゆくべ
高速鉄道に乗るのだが、そのあたりで「感染」が迫ってくることになる。
 
鉄道の車両内でのゾンビ化やその蔓延と逃げまどいがメインのサスペンスで、
このシチュエイションのアイデアがすばらしい。
とりわけテンポがいい。
感染したあと、死んでゾンビ化するのが非常に速いのが、これまたテンポに
貢献している、というか、テンポのためにゾンビ化を速めたのかな。速やか
に死に至り、ほとんどぱっとゾンビになっちゃって、ワッセワッセと迫って
来るもんだから、休憩がとれず、途中で止めて風呂を入れるのを忘れてしま
いました。なーんてね。褒め過ぎたかな。
 
現在のコロナ禍中で観ると、コロナウィルスを連想させなくもありませんが、
ここでは、発生源の設定がされていました。それは明かさないほうがいいよ
うに思います。ほんの少しだけですが筋と絡んでいるのです。
幕切れもそう言えばそうで、どうでもいいように思えたものを回収したかた
ちになっています。
 
4年後続編が作られたみたいで、カミサン用に覚えておかないとアカンね。
 
(この映画の前に、1月2日と3日に観たのが、ワタシにはあまりにつまらな
かったので、メモは取らず。このゾンビでスッキリしました・・・)

 

こんな記事のあとに書くのは気が引けますが、安野光雅さんが12月

24日に亡くなっていたことを、さっき知人が教えてくれました。

ネットのニュースで確認しました。しょうがない。

絵も本も人柄も大好きでしたので、、、94歳だったとはいえ、深夜、

タメ息です。