休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ブラック・クランズマン』

20200221(了)
映画『ブラック・クランズマン』

  スパイク・リー監督//ジョン・デヴィッド・ワシントン/アダム・ドライヴァー/
  ローラ・ハリヤー/トファー・グレイス/ヤスペル・ペーコネン/ライアン・
  エッゴールド
  音楽:テレンス・ブランチャード
  2018年製作/135分/アメリカ/原題:BlacKkKlansman
  <★★★>

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〈映画.com解説から〉  黒人刑事が白人至上主義団体「KKK(クー・クラ
ックス・クラン)」潜入捜査した実話をつづったノンフィクション小説を
(略)映画化。
1979年、コロラド州コロラドスプリングスの警察署で、初の黒人刑事とし
て採用されたロン・ストールワース。署内の白人刑事たちから冷遇されな
がらも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていたKKKのメンバー
募集に勢いで電話をかけ、黒人差別発言を繰り返して入団の面接にまで漕
ぎ着けてしまう。しかし黒人であるロンはKKKと対面できないため、同
僚の白人刑事フリップに協力してもらうことに。電話はロン、対面はフリ
ップが担当して2人で1人の人物を演じながら、KKKの潜入捜査を進めてい

くが・・・

 

実録(回顧録)とは知らずに観ました。40年前の話ですか。
電話連絡時は、白人の喋り方もできる(って、日本語の場合の方言と標準
語を使い分けるのと、どれくらい違うんやろう、ちょっと知りたいね)担
当の黒人刑事(ワシントン)で、実際に潜入するのは仲間の白人刑事(ド
ライヴァー)という面白いが綱渡りの方法。しかも、この白人刑事は実は
ユダヤ人であって、KKKにとっちゃあ白人じゃないから、バレれば彼も
排斥~排除される。この二つを中心に、深刻極まりない人種問題の事態に、
不謹慎ながら楽しめてしまうサスペンスが生じるのですね。
楽しんでいいんだかどうだかむずかしい、とても微妙な話なんだけれど、
なんとかうまく作りおおせたという感じです。
今は大分違って、こんなひどいことは起きないと思いたいが、2017年
の大規模な衝突事件などが映像で紹介されて終る。

 

人類は何人が何人と交わったってちゃんと子供ができる単一種なのにねぇ。
肌の色だって、何の違いでもないってことが本当のところわかっていない。
そんなバカなことがあろうかと思うんだが、同調圧力をかける側にいると、
その心地よさから、変なことをしていることに気づかない・・・どうやら
そういうことらしい。
そうだとすると、もはや、歴史も伝統や文化も宗教も要らない、ないほう
がマシなんではないかというしかないではないか。
まあそんなことになります。
  ホモサピエンスは、どうやらネアンデルタールとは交雑しているらし
  いと分かったなんていう記事を最近読んだけれど、だからといって文
  意をいじる必要性は感じない(そんな気はない)。

 

職場にね、同僚で清掃が中心の爺さんがいます。もうすぐ定年(80歳)に
なるようで気になっているんですが、ともあれ頭脳は明晰でもの忘れもほ
とんどない、日々のニュースネタにもちゃんと反応するお喋りなかた。彼
が頑として日本には日本人しか要らないという主義なのです。
ワタシはその話になったら、知らんふりして適当に話題を変えるのです。
何度もあったもんだから、こっちも学習して、ね。職場でやる議論じゃな
い。正直内心では途方に暮れるわけです。

脱線しました・・・
とりあえずは、笑いのめすしかない・・・